ゆうま「ペニ日記」

韻を踏むペニスによるLove & Penisと性教育。

MCバトルに本当は出たくない件について

百足くんとMCバトルで対戦したとき、

「下ネタ言うけど楽屋じゃ静か」

と言われた。

 

うむ。

 

 

僕が楽屋で静かなのは、事実である。

 

 

 

MCバトルの本番前は、ほとんど喋らない

(というか喋れない)。

 

理由はひとつ。

 

 

 

 

緊張してるからだ。

 

 

 

いや、緊張どころではない。

 

 

 

凄まじいレベルの吐き気と

 

 

 

寒気と

 

 

 

発熱と

 

 

震えと

 

 

知覚過敏が一緒に来るような感じだ。

 

 

さいきんでは、

 

戦極バトルタワーのとき。

 

 

渋谷HARLEMの、

楽屋のトイレの個室で、

 

本番前に極度の緊張状態にあった僕は、

 

凄まじい勢いで

 

 

 

 

ゲロを吐いていた。

 

 

 

あのときの

「オエェェェェェェィィィィ!!!!!!」

という僕のゲロサウンド

 

恐ろしく大音量で、

トイレをこえ楽屋をこえフロアにまで

こだましていたに違いない。

 

(ちなみに本番前、酒は一滴も飲んでいない)

 

 

 

トイレの個室を出ると、

 

洗面所でベル君が、

たいへんリラックスした表情で、

鏡に向かって、

ご自慢のリーゼントヘアーをセットしていた。

 

彼はトイレの個室から出てきた僕を見て、

「大丈夫ですか?」と心配してくれた。

 

 

ベル君の優しさにキュンとした。

 

僕はゲロにまみれた左手を洗いながら

 

「大丈夫、いつものことだから。」

と答えた。

 

そう、これはいつものことなのだ。

 

 

2006年のUMB東京予選に出場してから、

もう13年もMCバトルに出ているのだが、

緊張は、毎度のようにやってくる。

 

 

慣れない。

 

 

慣れないどころか、

年を重ねるごとに緊張はますます

ひどくなり、その日はこれまでで1番レベルの

ゲロを吐いた。

 

 

 

理由はわからないが、

いままででいちばんレベルにプレッシャーが大きかったのだろう。

 

もちろん13年前の初バトルのときも、

めっちゃ緊張した。

 

だが、あの頃は、捨てるものなんてなかった。

 

無名の頃は、

ステージで失敗しても、ぼろ負けしても、

 

誰も自分のことなんて知らないし、

 

恥ずかしい思いをしたとしても後になったら

ほとんど誰も覚えていなかっただろう。

 

 

 

だが、13年の月日が経ち、

今では"韻踏むペニス"のゆうまとして、

 

多くのイベントでギャランティをいただいて

 

ゲストで出場者として招待され、

 

MCバトル界隈にいる多くの方々が

僕を知っているし、応援してくれている状況。

 

別に全員が僕のことを好きなわけではないが、

 

それでもなお、少なからず

ゆうまは今日も下ネタでぶちかますだろう、

と期待されていることは確かだ。

 

チケット代を支払って会場に来てくれている

ペニフレ(ペニス・フレンド)と、

ペニフレになれるかもしれないお客さん達、

ギャランティを支払って自分を呼んでくれた主催者、

僕のことを嫌いな沢山のひとたち、

僕に関心のないひとたち、

さらにこの試合がYouTubeに公開された際に僕を見るだろう不特定多数のひとたち。

 

ステージで戦うたった2人のMCの周りに

様々なものがとりまき、

様々なものがプレッシャーとなって押し寄せる。

 

だからこそ僕は...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も楽屋のトイレで、

盛大にゲロを吐くのである。

 

 

 

 

 

できればこんなつらい思いはしたくない。

 

 

 

 

 

MCバトルなんてもう出たくない。

バトルやめたい。

 

 

 

常に常にそう言いつつ、13年も経ってしまった。

 

やめたいやめたいと言いながらもやめないのは

 

MCバトルにはチャンスが。

希望があるからだ。

 

 

 

MCバトルブームが来る前からMCバトルは、

無名の自分のことを多くの人に知ってもらえるチャンスであったし、

 

 

昨今のMCバトルブームの最中においては、

こんなに自分を効率よくプロモーションできる方法なんて、他にはほとんどないだろう。

 

 

誰も知らない無名なラッパーだって、

MCバトルでぶちかまして動画にのれば、

数万人、数十万人、場合によっては数百万人に

自分を知ってもらえるのだ。

 

 

大企業が何百万円、何千万円とかけて

商品の広告を打つなか、

 

 

 

僕たちは大金を支払うことなく、

実力次第ではお金をいただいて

自分の広告を盛大に打つことができるのだ。

 

 

これはチャンス。

やらない手はない。

 

 

 

 

時々、

「今のMCバトルなんて所詮〜だからさ」

「俺は音源とライブで勝負するよ」

と言って、MCバトルで大して結果を残したわけでもないのに、あきらめてしまう人たちがいる。

 

 

 

それぞれのスタイルやそれぞれの信念があるし、別に結構だ。

 

 

だが、そんなに世の中は甘くない。

 

 

 

超売れているあのひとやあのひとぐらい

RAPがうまくて最高の音源とライブができる人か神レベルの天才でない限り、

 

音源とライブだけで勝負するのは難しい。

 

 

そんな偉大なる人物か天才ならば、

MCバトルなんてそっこーやめていいと思う。

 

 

だが、僕は天才ではないし、音源とライブだけで勝負すると言っているひとのほとんどは天才ではないのだから、

 

 

もし少しでも売れたいとか成功したいと思っているならば、

MCバトルは自分を売り込む大きなチャンスだと思うし、MCバトルを使わないことは、そのチャンスを自ら捨てに行くようなものだ。

 

だから僕はバトルに出るのだ。

 

 

そして、何より、意地がある。

 

 

 

まがいなりにも、

こちらとらMCバトルに13年出続けてるんだ。

 

 

 

 

それでもなお、時代の流れのなか、

 

 

 

始めて1年にも満たない若い子の方がRAPが上手かったりして、

 

 

僕はそんな子たちにサクっと負けてしまうことがある。

 

 

始めて数ヶ月ぐらいの若いラッパーが、 

バトルで優勝し、テレビに出るなどしてスターになってしまうこともある。

 

 

 

そんなときは素直に思う。

 

 

 

 

また追い抜かれた。

悔しい。

 

 

 

 

 

13年やってるから偉いとは思わない。

 

 

 

13年やってるからこそ、MCバトルできちんとした成果を出したい。

 

 

 

 

 

 

 

だから僕は本番前にゲロまみれになっても、

やめたいやめたいとわめきつつも、

 

 

 

 

 

MCバトルに出続けるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嗚呼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フリースタイルダンジョン出てぇよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなる。

韻を踏む/踏まないの議論について

 

RAPなら、HIPHOPなら、

「韻を踏まなきゃいかん」という意見と

「別に韻は踏まなくてもいい」という意見が

ぶつかり合い、議論になることがある。

 

いつの時代もある議論だったので、

僕としては、

 

"ああまたその話か〜

そんなことより夏は股間が蒸れて気持ち悪いなあ、良いパンツはないかなあ"

 

などと自分の股間の汗の匂いをかぎつつも、

 

やっぱり韻問題が気になって思案にふける。

 

ちなみに最初に言っておくと、僕は、自らを

"韻を踏むペニス"と名乗るほどに

「韻をめっちゃしっかり踏む派」だ。

 

別にめっちゃしっかり踏まなくてもいいけど

韻を踏むことはHIPHOPという枠組みのなかでRAPをすることの必要条件だとさえ思っている。

 

これからRAPを始めるひとに、時々、

RAPの仕方を教えてくれ

弟子にしてくれなどと言われることがあるが、そんなときは「一通りできるまでは」

韻を踏むことから逃げてはダメだと伝えている。

 

それでもなお、韻を踏みたくないとか言ってくるなら、僕ではなく別のひとに相談してくれ、と思う。

 

韻を踏むことはRAPのルールだしマナーだし基礎だ、と初心者のひとには言いたい。

 

基礎をおろそかにして自己流でいいものができるのは生まれつき才能を持った天才君ぐらいで、きっと君はそうじゃない

(奇跡的に君が0.0001%ぐらいの確率で天才だったらごめん。しゃぶるわ。)

 

野球をやるなら素振りからとか、

スキーならまずは八の字だとか、

剣道なら姿勢からとか、

セックスだったら正常位からとか、

みんな基礎があるだろう。

スポーツは詳しくなくて申し訳ないけど。

 

ただ、そのうえで。

 

何事にも言えることだが、

ルールがある、ということは、

ルールを守るひともいれば、破るひともいる、ということだ。

 

ルールを守る大多数がいるなかで、

ルールを破る少数派は、

批判もされるかもしれないが、

良い味が出ていたら、輝いてみえたりする。

 

例えば、俳句や短歌の「字余り」だ。

"5・7・5"または"5・7・5・7・7"というルールがあるにもかかわらず、

はみ出ちゃったチンコみたいな数文字のおかげで、素晴らしい俳句を残したひとも沢山いる。

 

字余りというルールを破る表現は、

いつからか、俳句や短歌の基礎のひとつにさえなってしまった。

 

さらには、青姦(あおかん)もまたそうであろう。

 

人間社会において、

セックスは人に見られていない室内空間でするものだ、というルールがあるなか(わが国ではこれを破ると猥褻物陳列罪になる可能性がある)

 

あえて、人のいるかもしれない外でセックスをするのだ。

 

そしてそこに、一定の楽しみや興奮を覚えるひとたちがいる。

 

こうした例を挙げたらキリがない。

 

 

ブランコを立ち漕ぎするとか、

学校で2時間目に早弁するとか、

塾にポケモンカードを持って行くとか、

肉を生で食うとか、

寿司にアボカドを使うとか、

18歳未満がコンビニでエロ本を立ち読みするたか

海水浴のときもっと奥まで行っちゃおうぜとか

あんまり言いたくないけど、だつぜいとかふりんとか...

 

もちろん、ルールがある以上、それを破ることが倫理的、法的に悪であり、

それゆえ非難や罰の対象となることはあるだろう(僕は君たちに犯罪行為や非道徳的な行為をしてほしいわけではない)。

 

だが、それでもなお、ルールを破ることで得られる快感や、ルールに従わないことで個性を出そうという欲求は、非常に人間らしいともいえるのである。

 

"韻を踏む vs 韻を踏まない" 問題の議論は、

ヒップホップという枠をはるかにこえた

人間とルールに関する議論なのだ。

 

 

 

 

 

 

おちんちん。

 

 

 

 

 

 

追記1: 

韻にこだわりを持つ僕でさえ、実は、

あえて一文字も韻を踏まずに書いた曲がある。

そのとき、言いたいことがこんなにすらすら言えるなんて!やっぱり韻なんて邪魔なんだ!

と一瞬、思いもしたが、

その後にあらためて別の曲を韻をバッチリ踏んで書いてみたとき、韻の大切さを痛感した。

 

一度でいいので、

韻を踏まなきゃいけない派はぜひ、あえて1文字も韻を踏まずに、

韻を踏まない派はぜひ、あえてガチガチに韻を踏んで曲を書いてみてほしい。

 

新たな発見があるはずだ。

 

追記2:

先程このように書いた。

 

"これからRAPを始めるひとに、時々、

RAPの仕方を教えてくれ

弟子にしてくれなどと言われることがあるが、そんなときは「一通りできるまでは」

韻を踏むことから逃げてはダメだと伝えている。"

 

「一通りできるまでは」と書いたのは、

次の理由による。

 

韻を踏むという行為に関して、

"できるけどやらない"のと、

"できないからやらない"では

だいぶ違う。

 

基礎ができないのに自己流をやるひとはいかんなあと思うが、基礎が「一通りできるようになったら」自己流を探ってみてもいいと思う。

 

また、参考までに、日本の武道や芸術の師弟関係の段階を表す言葉に、「守破離(しゅはり)」という言葉がある。

 

まずは教えられたことを"守"って、

できるようになったら"破"って、

さらに自己流を見出したときに、型から、師匠から、"離"れて自由になるというような意味だ。

 

ちなみに僕の最も尊敬しているラッパー、

KICK THE CAN CREWMCUさんはかつて

"守破離"あらため"SHU・HA・RI"というアルバムをリリースしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆうまと下ネタの関係について

戦極MCバトルのMC正社員さんから、

あるイベントのオファーのお電話をいただいたときのこと。

 

「お誘いいただきありがとうございます。精一杯やらせていただきます。」とお伝えしたら、

 

「えっ!?(電話だと)いつもみたいに下ネタ言わないんすね!ペニスとか言わないんすか!」

と言われた。

 

言うわけないだろう。

 

「オファーいただきましてありがとうございまんこ、心から顔射します。」とか言えというのか?

 

優しいMC正社員さんなら笑って許してくれるだろうが、例えばZEEBRAさんに同じことをしたら、それはあまりにもフリースタイルダンジョンすぎるだろう。

 

もちろん男子校で6年間育った自分としては、下ネタは大好きだ。

 

男同士で遊んでるときは、会話の大半が下ネタだったりするし、

 

年末に昔からの男友達と忘年会するときは、

酔っ払うと「棒年会」状態だ。

 

だが、僕は間違っても区役所で棒年会はしない。

 

電車のなかでオナルジーニョもしない。

 

女友達の前で自ら積極的に下ネタを発することもない。

 

大切なのは、TPOというものだ。

 

時と所と場合次第では、面白い下ネタも人を傷つけることになったり、くだらない下ネタも最高に面白くなったらする。

 

 

ステージ上で、ビート上で、下ネタで韻を踏むことがいちばん幸せなのだ。

 

 

 

いうまでもないが、TPOとは、もちろん、

 

 

 

 

チンポのことである。

 

ぺに。

沖縄から1週間

ぺに!!!!

 

あれからもう1週間も経つんだね...

あらためて

 

f:id:penisyuma:20190614184637j:image

沖縄ライブありがとうございました。

ほぼ満員の会場。素晴らしい。

 

f:id:penisyuma:20190614184703j:image

バトル優勝は、ILL松氏。

僕は決勝で負けた。

すげえ昔ながらのシンプルなクレバスタイルで冷静にやられた。

戦ったあと、僕のNEWペニTゲットしてくれて濡れた。イケメン。

 

f:id:penisyuma:20190614184913j:image

準決勝で延長戦までやりあったGAZELLE。

ステージだとめっちゃ冷静だけどフロアでめっちゃ人懐っこくて可愛かった。

 

f:id:penisyuma:20190614185159j:image

ベスト8でやりあったじゃぱな氏。

オリジナルのこむぎこTシャツもらった、かわいい、あぶない。

f:id:penisyuma:20190614185300j:image

2回戦で当たったvista

真っ向勝負。

ゆうま(ラッパー) on Twitter: "沖縄のvista。リハのときから良いラッパーだと思ってたよ。また会おう。… "

かっこよかった。

 

ゆうま(ラッパー) on Twitter: "沖縄でのMCバトルの1回戦は、 まさかの地元の下ネタラッパー ねま氏でした。超強くてびびった。… "

1回戦で当たったのはまさかの地元の下ネタラッパー、ねま氏。めっちゃ盛り上げて、ぶっちゃけ危なかった。沖縄まできて1回戦で負けられねえって思った。

 

f:id:penisyuma:20190614185544j:image

オーガナイザーはMC琉咲。

今回、主催するにあたって

事前に彼の周りでいろいろトラブルがあったが

 

(※その件に関しては、思うことも沢山あるのだが、今回のブログの趣旨とはズレるのであえて触れずにおく)

 

最終的には彼が責任を持って無事成功させてくれた。

ありがとう。

 

f:id:penisyuma:20190614185727j:image

琉咲のお兄ちゃん、グレートシーサー。

ナイスライブ&バイブス。

 

f:id:penisyuma:20190614185805j:image

会場は、牧志SOUNDS GOOD。

PAのけん兄さんにもよくしていただきました。

 

 

そして、絶対に忘れてはいけないのが東京から一緒にライブした二人の戦友。

f:id:penisyuma:20190614185935j:image

DJ HYO-E、そして浅葉爽香。

この二人なしにあの熱いライブはできなかった。

確かなスキルと信頼関係のおかげで安心してライブできるのはHYO-Eのおかげ。

常に世の不条理と戦える浅葉の姿勢はやばい。沖縄でバトルもライブもいい意味でぶち壊してた。写真や映像がないのが残念だが、あの日の、あのステージは、純度100%のナマの現場だけで十分だろう。

 

f:id:penisyuma:20190614190101j:image

打ち上げはここで。

那覇の安里にある"蔵"。

2年前にも行ったが、大将のつくる最高な魚と沖縄料理は絶品。ぜひ行ってくれ!

またもや料理の写真がないのが残念。

 

追伸:

f:id:penisyuma:20190614215952j:image

現地でスタジオ練習したとこ。

モノレールの古島駅の近く。

 

追伸の追伸: 

f:id:penisyuma:20190614215424j:image

普段はあまり言いませんが、僕、15歳の頃にダイビングのライセンスを3つ取り、ダイビングファン歴の方がRAP歴より長いです

(長いだけで、ライブの回数の方が多いし、下手くそけど。60本ぐらいは潜ってます。)

 

海が大好きで、慶良間諸島に行ってきました。

ボートで1時間。まさか昼ごはんに、海の上で沖縄そばを食べられるとはなぁ。最高でした。

 

追伸の追伸:


f:id:penisyuma:20190614215833j:image

ミーバイのバター焼き

最終日の出発前。

ノリで入った地元の小さな食堂。

後悔したくなくてちょっと高めのメニューを頼んだら、台所がちょっとざわざわしてた。

市場から良い魚を仕入れ調理してくれました。

 

追伸の追伸の追伸:

f:id:penisyuma:20190614220844j:image

もうすぐ沖縄にセブンイレブンができるよ。

ってことはセブンイレブン限定のカップラーメンの蒙古タンメン中本も?

蒙古タンメン中本 沖縄店たのむー!

 

追伸の追伸の追伸の追伸:

f:id:penisyuma:20190616131458j:image

バトルの決勝直前。

めっちゃ神経集中してたら、

後ろから写真を撮られていた。

 

一言。

 

沖縄でライブ&バトルができたのは嬉しい。

でも、負けたのは悔しい。

 

負けたことに納得がいっていないのではない。

たしかに決勝のあの試合は、負けていた。

つまり、あの瞬間、自分の力が対戦相手に及ばなかった、お客さんにゆうまの方が良かった、と思わせられなかったのだ。

 

地元のラッパーたちに最大のラブとリスペクトを込めたうえで、あえてこう言おう。

あの日の出演者のなかでは、ライブにせよバトルにせよ、誰よりも自分がいちばんヤバイと思っている。いや、そうでなきゃいけないと思う。

 

東京から沖縄にわざわざ高いお金をいただいて呼ばれるというのは、そういうことだ。そうでなきゃ呼ばれてない。

 

もちろん、呼んでいただいたことに恥じないだけの仕事はできたと思う。

 

だが、あの日、あの瞬間、MCバトルで、いちばんやばかったのは、ゆうまではなく、優勝したILL松氏だった。

 

その事実は、謙虚に受け止めなければならない。

 

See you next PENIStage!

ありがとう沖縄

ゆうま a.k.a. 韻を踏むペニスだぜ!

ぺにぺにー!

 

お陰様で、沖縄でのゲストライブ終了。

 

あんまり言わないようにしてたけど、

出発の前々日ぐらいから喉の調子があまり良くなかった。

 

東京での練習のときに、スタジオで、腹じゃなくて喉から声を出してしまって、気持ちよくないときのまんこみたいにカラカラに乾いてしまって、炎症を起こしてしまったみたいだ。

 

だから沖縄にいる間、本番までずーっっと喉をケアすることばかり考えてた。

東京から呼んでもらっているのに、声が出ないから本番行為ができませんなんてありえない。

 

1日に水分を3リットル以上とったり、

のど飴をなめたり、

ホテルで部屋を乾燥させないようにしたりして、喉に優しく、を心がけていた。

 

ホテルの部屋で、

加湿器代わりに、お風呂に熱湯をためて寝たら、翌朝、湿度で部屋中の天井や壁が水滴だらけになってて、部屋に干してあった衣装が気持ち良いときのまんこみたいにしっとりしてた。

 

まあそんなインポテンツな状態でも、練習しないわけにはいかないので、前日に現地のスタジオを予約した。

 

練習に沖縄のスタジオを使うのは初めてだった。

 

モノレールの古島駅というところから、徒歩5分ぐらいのとこにある、Studio LiVSというスタジオで、地図を見ても辿り着けないようなところにあった。

 

それもそのはず、廃墟のようなビルで、

表側には看板も出ていない。

裏側に回りこんで初めて看板があるというようなところだ。

 

ほんとうに小さなスタジオで、

ドアを開けると受付の奥の方に、

優しい顔をした親父さん、おそらく店長さんがいた。

 

共演の浅葉とふたりで向かったのだが、

受付で機材をつなぐケーブルを借りようとしたら、

ケーブルは2人分ない、1本しかない、と申し訳なさそうでもなく、ただ、優しい声で言われた。

 

それじゃあ前日なのに練習できないじゃないか!などと普段なら焦ってしまうかもしれないが、なぜかそのときは、やけに落ち着いていて、1本で全然いいです、といい、

われわれはそれぞれの部屋に向かった。

 

スタジオの個室内は、これまた小さな正方形の部屋で、木造の、山のなかのロッジのような、あたたかいニオイのする部屋だった。木造だからか、他の部屋の音がかすかに、いや、それなりに漏れてくる。

 

喉を気遣うためにクーラーをあえてかけずに、そしてケーブルがなく機材をつなげないので、ほぼ生声で練習をしていたら、汗をかいてきて、とてもいいバイブスで練習できた。

 

喉のことがあれほど心配だったのだが、なんだか翌日はイケる、そんな気がしてスタジオを出た。

 

余談になるが、僕は、東京にいるときは、ミュージシャンたちには名の知れた、看板の目立つチェーン店のようなスタジオで練習することが多い。

 

東京のスタジオでは、場所がわからないなんてことや、ケーブルの本数が足りなくなるようなことや、ほかの部屋の音が漏れてくることもない。

 

その意味で、便利さでいえば抜群に便利だということになる。

 

けれども、沖縄の現地で、決して便利だとは言えないスタジオで前日に練習をすることが、なんだかとても新鮮で、いいなあ、と思ったのだ。

 

練習を終えてスタジオを出る際、受付で、店長さんと思われる優しそうな親父さんと色々話してみようかと思ったのだが、やめた。

 

沖縄の人たちって結構ここで練習してるんですか?とか、

 

この辺だとどの会場が有名なんですか?とか

僕、東京から来たんです明日ライブなんですここで今日練習できてよかったです、とか言おうかと思ったけど、

 

なんだか口に出してしまったらすごく安っぽくなってしまいそうで、

口を塞ぎ、だまって、スタジオを出た。

 

今の俺かっこいいぞ、なんていい気分にひたる。

 

だが次の瞬間。

 

急に尿意に襲われた。

 

もう一度スタジオに戻り、親父さんに話しかける。

「トイレどこですか?」

 

トイレはスタジオ内にはなくて、廃墟のビルの外にあった。

 

扉を見る限り、古くていかにも怪しそうな、汚そうな、くさそうなできれば入りたくないな、と思うような見た目だった。

 

だが、扉を開くと...

 

トイレの壁は、水色と白の塗料できれいに塗られていて、空と雲が描かれていた。

 

クサイニオイは一切しない。

それどころか、トイレとは思えない気持ちの良い香りが漂っていた。

トイレの芳香剤のニオイではない。

 

なんと、トイレの上の方に、洗濯用の洗剤と、お洒落なミルクのようなハンドソープが置かれていたのだ。

 

古いながらも、そのトイレをきれいに、そして人に気持ちよく使ってもらえるように演出していることに、感動した。

 

最高の思い出です。

ありがとう、沖縄。

 

f:id:penisyuma:20190611200203j:image

 

追伸: ライブについて書こうとしたら、前置き、いや、前戯が長すぎて、イベント本番について触れられませんでした。さすが、前戯8割本番2割が座右の銘の僕です。

後日、絶対書くよ。

イッてきます

ぺに!!!

 

ゆうま a.k.a. 韻を踏むペニスです。

 

今週末、

沖縄でゲストライブ出演とMCバトルがあって

 

今、"イキ" の飛行機の中で

この文章を書いてる。

 

"沖縄でライブやることになったんだ"

ってみんなに話したら

 

「沖縄いいなぁ〜!」

「楽しんできてねー!!!」

 

なんて言われたけど、

 

実は、

楽しみというより

プレッシャーの方が大きいペニスなうです。

 

もちろん凄まじい程に楽しみだよ?

 

でも...

 

それを超えるような恐ろしいプレッシャーが

ぶしゃぁぁぁっとやってきて...

 

僕のオチンチンがつぶれそうになっている。

 

やばい。

 

 

 

でも、、

 

そりゃそうだ。

 

なんと言っても、こんなペニ野郎が

活動拠点の東京ではなく、

遠く遠く離れた南の島に、

ゲストとしてご招待されているのだ。

 

 

 

しかも、沖縄でライブをするために

 

 

いま僕が乗っている飛行機代のチケット代も

泊まるホテル代も

すべて支払われているのだ。

 

 

僕に支払われてるお金は、おそらく

お客様がチケットを買ってくれたお金や

主催者さんが一生懸命働いて貯めたお金や

場合によってはイベント出演者のノルマから出てるんだろうなと思う。

 

 

それでも、そんな大金を出してでも、

僕のようなチンポ野郎のことを

沖縄で観たいと思ってくださってるのだ。

 

自分が呼ばれていることの重みを考えれば考えるほどに。

この状況で、プレッシャーを感じないわけがない。

 

 

支払ってくれたお金に見合う、

いや、その金額をはるかに超えるような

最高のライブとバトルをしなきゃいけない。

 

 

絶対に失敗は許されないし、

「せっかく呼んでくれたのにうまくできなくてごめんね」

みたいな後悔の先に勃たないチンポなど晒すわけにはいかんのだ。

 

さらにイベントの直前にこんな文章を公開して胸の内をさらしてしまったものだから

自分で自分のハードルを上げていると言わざるを得ない。

 

だが、それでもなお、

 

僕にできることはひとつなのだ。

 

それは

 

何が何でも成功させることなのだ。

 

つまり、何が何でも性交して帰ることなのだ。

 

 

 振り返れば、今回、沖縄でのゲストライブの話をいただいたのは、今年の1月のことだった。

 

この5ヶ月間、

僕にとって8年ぶりのワンマンやソロアルバムの発売があったり、

毎週のようにあちこちでライブやバトルがあったが、

その間も、常に沖縄でライブがあるということが頭を離れなかった。

 

それは言い換えれば、自分のやっていることには、お金が支払われているんだ、という強い意識があったということだ。

 

「お金」という言葉を何度も繰り返すと

イヤラシく聞こえるかもしれないし、

 

「所詮お金のためですか、がっかり」

などと思われるかもしれないが、

 

お金とは、「信用を形にしたもの」だ。

(これは僕の大好きな、堀江さんの言葉だ)

 

信用のないひとにお金など払わない。

 

ライブやバトルでいいものを見せてくれるかどうかもわからないようなひと、

きちんとお客さんを楽しませてくれるかどうかもわからないようなひとには、

お金など払いたくない。

 

その点において、僕にお金を支払ってくれるひとというのは、少なくとも、

 

ゆうまならいいライブやバトルをしてくれる

ゆうまならお客さんを喜ばせてくれる

と僕を信用してくれているひとだ。

 

だったらその「信用」を裏切るわけにはいかない。

 

「お金のため」と言うとイヤラシイかもしれないが、

僕はその「信用に応えるため」に今、沖縄に向かっているんだ。

 

沖縄のペニフレのみんなへ。

僕を呼んでくれた沖縄の主催者さんへ。

 

僕はいま、その信用というプレッシャーに押しつぶされそうです。

 

本番前、会場で緊張して死にそうな顔してたらごめんなさい。

本番前に声かけてくれたのに、うまく喋らなかったりしたらごめんなさい。

 

でも、約束します。

絶対、絶対、いいものを見せます。

 

ただでさえ賛否両論のある僕です。

 

「何で沖縄にゆうまなんかに呼ぶんだよ、代わりに◯◯を呼べよ!」なんて声がいっぱい聞こえてきそうです。

 

でもそんな人たちがいっぱいいるなか、僕を信用して呼んでくれたことに、心から感謝します。

 

この恩は、ステージで全てお返しします。

 

6月9日(日)牧志SOUNDGOODでお会いしましょう

f:id:penisyuma:20190607195034j:image
f:id:penisyuma:20190607195038j:image

 

 

追伸:

今回、沖縄に呼ばれたことがほんとに嬉しくて

RAPする以外に何かできないかなって考えた結果、完売してしまったペニTシャツとペニバッジを売れ残ること覚悟で、再生産しました。

ぜひ買ってね。

 

追伸の追伸: 

声かけてくれたら写真とか、喜んで対応します!

グッズを買ってくれなくても、気にせずに遠慮なく声かけてくれて大丈夫です。

ひとりでも多くの人とペニフレになりたい!

 

Love & Penis

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ下ネタでRAPするのか?(その1)

おはようございまんこ。

 

ゆうま a.k.a. 韻を踏むペニス だぜ。

 

ぺにぺにー!

 

 

僕、RAPを始めて10年以上になるが、

よく聞かれる質問。

 

"どうしてペニスなの?"

"なんで「下ネタ」でRAPするの?"

 

その質問は、ときに僕に対する痛烈なディスにもなる。

 

"なんで下ネタ「なんか」やってんの?"

"下ネタってださくね?"

"下ネタなんてヒップホップじゃねえだろ?"

 

うん、うん。

 

こうした質問&ディスに対し、僕はこれまで、

常にRAPで、曲で、MCバトルで、

アンサーしてきた。

 

https://m.youtube.com/watch?v=taqV9RWm40Y&t=312s

 

https://m.youtube.com/watch?v=DDUiUVkSijg

 

こうした質問やディスには、いったい何度、アンサーしたかわからないほどだ。

 

だが、それでもなお、驚くほどに、

恐ろしいほどに、

僕がなぜ下ネタでRAPをするのか、

その真意は届いていない。

 

もちろん、それは仕方のないことだ。

 

これだけ沢山のラッパーがいて、

沢山の曲や、沢山のMCバトルがあって、

沢山の動画があって、

他にも面白いエンターテイメントが

沢山ある忙しい情報過多な世の中で

 

僕のような小さな小さなチンポ野郎の話に

真剣に耳を傾けているほうが

むしろ変態さんなのだ(愛を込めて)。

 

そして、もし僕のようなペニ男に関心を持ってくれたとしても、

 

いちいち僕の真意や心のうちまで探ってやろうなどと思わないのが普通なのだ。

 

もし仮に、ゆうまの心の奥の奥の奥の方まで

探ってやろうなどと思ってるならば

ケツの穴の奥の奥の奥の方まで

指を突っ込んで確認してやろうというならば

 

そんなおかしなひとはお医者さんに行ったほうがいいのだ。

 

 

当然僕としては、僕のことをきちんと理解してほしいし、

できるならばキャンタマの裏筋にあるホクロまで観察してほしいし、

 

わかってもらえないのは僕としてはしょんぼりペニスだ。

 

 

でも、でも、

君たちは何も悪くないのだ。

 

そうだとすると、

僕がなぜ下ネタでRAPしているかわかってもらいたいならば、

僕のことを本気でわかってもらいたいならば、

僕自身がひたすら努力するしかないのだ。

 

 

たとえばもっとRAPがうまくなって

素直に伝わるリリックが書けるようになって

それを伝えるパフォーマンス力を上げて

本番に向けて死ぬほど前戯(練習)して

今よりも沢山多くの現場でライブやバトルをして

 

多くのひとに興味を持ってもらうしかないのだ。

 

 

だが、ときに僕は思うのだ。

 

 

 

ラッパーってのはRAPだけやってれば、それでいいのか?、と。

 

自分のやりたいことを、伝えたいことを、

ただひたすらRAPしてれば

いつかはみんながほんとうに興味を持ってくれるのか?、と。

 

一部の超超超天才ラッパーを除き、

答えはノーだと思う。

 

先ほども書いたように、

これだけ情報過多の時代で

面白いコンテンツが何千万とあるなかで

RAPがうまいやつがポツンといたって

そんなやつに注目するほどみんなは暇じゃないのだ。

 

ならば、何をすべきか。

 

その答えは。

 

 

 

 

わからない。

 

 

 

だが、自分のことを知ってもらう1つのきっかけになればなと思い、

僕はペニ日記をはじめた。

 

だいぶ遠回りかもしれないが

 

ここまで読んだ君は、僕の心とアナルの奥とまではいかないにしても、

 

入口、つまり肛門ぐらいは観察してくれたような変態さんであろう。

 

ありがとう。

君は僕のペニフレ。

 

「なぜ下ネタでRAPするのか?」

 

タイトルに反してこの質問にひとつも答えてないけど

 

まあよかろう。

続きはまた。

 

Love & Penis