このご時世のなか、大阪のMCバトルに出て思ったこと
きのう、大阪のZtoA MC BATTLEに、
ゲストバトラーとして出場させていただいた。
結果は負けてしまったけれども、終始最高のイベントだった。
司会者、DJ、ラッパー、Deejayのパフォーマンスと、審査員の皆様の公平な判定が素晴らしかったのは言うまでもなく、
何よりスタッフの皆さんの動きが、
ほんっっっとに素晴らしかった。
会場のBIGCATは、1000人規模の大きな会場で、
裏口や楽屋がとても入り組んでいて、
迷路のようだ。
楽屋からステージへ向かうときに、
行き方がとてもわかりにくく、迷ってしまう。
出番前にもかかわらず、
ステージへの行き方がわからずに、
テンパってるし、緊張も重なりめちゃ焦ってる僕。
スタッフの皆さんは、
そんな僕の姿にすぐに気付き、
ステージや楽屋を案内してくれた。
合計3度の出番があったのだが、
3回とも助けてくれた。
さらに言えば、ステージから楽屋への戻り方もわからない方向音痴の僕を見つけては、楽屋に案内してくれた。本当に助かりました。
ちなみに、スタッフのなかには、ラッパーもいた。
もしかしたら、彼らは、ほんとうはスタッフをやるのではなくて、むしろこの大きなイベントにラッパーとして出演したい、と思っていたのかもしれない。
僕も数年前、戦極などで、自分が出演者として呼ばれていないとき、代わりにスタッフを任されたことがあったから、その悔しさがとてもわかる。
だからこそ、スタッフの皆さんのお気遣いを受けるたびに、このイベントに出演できる「重み」を感じたんです。
ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました。
そして、もう一人、感謝したい人がいます。
それは主催の鮫島さんです。
このご時世のなか、イベントを中止せず、
開催してくださったことは、ものすごいことです。
もともとこちらのイベントは5月開催予定でしたが、緊急事態宣言により、延期になりました。
今回、数名の出演者の変更はあったものの、
無事開催、しかし...
会場は1000名規模のところを300名限定。
料金も本来4000円のところを1000円に値下げ。
どう考えても主催者側としては、
予算的に厳しい条件でしょう。
そればかりか、全国各地から、僕も含め、
出演者にギャランティや交通費や宿泊費を支払ってイベントを開催されているのですから、
それはもう、ちょっとお金の計算をして想像してみただけでも、恐ろしい金額になります。
そんななかでも開催されたこのイベントには、
鮫島さんの、お気持ち、つまり、
このご時世だからこそイベントを面白くしたい、
大阪のヒップホップシーンを盛り上げたい、
出演者にもお客さんにも何かを還元したい
そんな熱い気持ちがとっても溢れていました。
いただいたギャランティ。
東京から大阪への新幹線代。
会場近くの快適なホテルの宿泊費。
ぶっちゃけ頭が上がらないほど高額です。
イベント開催前から、その「重み」はわかっていました。
だから、その金額に見合うパフォーマンスができるよう、十分すぎるほどの練習と準備を重ねて、大阪に向かいました。
でも、
イベントが終わった翌日の今日。
朝、ホテルの部屋で目覚めたとき。
何だかもっともっとその「重み」を感じて、
不思議と胸がキュンと痛くなって、
この気持ちを忘れたくないと思って、
このブログを書いています。
このご時世のなか、
こんな自分にたくさんのお金を使っていただいて、
RAPができるということ。
それは、ほんとうに、ほんとうに、ほんとうに、
ありがたいことなんだ。
練習の成果は出せたと思う。
会場を最高に盛り上げることができたと思う。
だが、果たして自分は、その金額に見合うパフォーマンスができただろうか?
その重みをもう一度受け止め、もう一度、
スキルとペニスを磨き、現場に満足せず、
さらにさらに大きくなりたいと思います。
いつか、「あのときゆうまを呼んでよかった」と思ってもらえるように。
鮫島さん。ありがとうございました。
最後に、このご時世にもかかわらず、イベントに足を運んでくださったお客様とペニフレたちに心より顔射申し上げます。
追記1.
今回もっとも貴重だったのは、チームレゲエのkeithさんとバトルできたこと。どんな試合になるか、全く想像がつかなかった。正直MCバトルは辛いし、楽しかったと思えることはほとんどないのだが、今回はまじで...楽しかった!実は同い年。ピースすぎるし、まじでかっこいい。リスペクト。
追記2.
ミステリオくんに負けた。途中まで負けてなかったと思うけど、最後に「うざ、キモ、顔、ブス」と「ブラキオザウルス」で韻を踏まれて、巻き返された。まじでちんこ。
追記3.
ケツのアブノーマルくんはRAP上手いし変態。
先日、男の潮吹きしたらしいよ。
追記4.
ハハノシキュウさんがホテルで隣の部屋で修学旅行みたいだった。楽屋でも一緒にいて、出番前もスパーリング付き合ってくれた。お兄ちゃんみたい。大好き。かっこいい。