ゆうま「ペニ日記」

韻を踏むペニスによるLove & Penisと性教育。

2021年を振り返って

ラブアンドペニスとクリトリスペクト

ひらがなでゆうまだぜ!ぺに!

 

2021年を振り返ると、誰もが感じてる通り、

辛いご時世ではございましたが、

それでもなお、沢山の貴重な機会をいただいたとても実りある年でした。

 

2021年。

この1年間を振り返らせてください。

___________

 

■1月

ゆうま × KOMY 1st EP『生』リリース

f:id:penisyuma:20211229180157j:image

【MV】ゆうま × KOMY「夢精」 - YouTube

KOMYさんのことを知ったのは2018年の12月。

もしも自分が東の「下ネタラッパー」なら、KOMYさんは西のそれにあたるかもしれない。

そればかりかKOMYさんは、僕のペニスではとても太刀打ちできないぐらい表現がエグくて、恐ろしいほどに面白くて、笑って泣けて、さらに音楽のレベルが高い(KOMYさんはご自身のスタジオも運営されており、トラック制作もプロデュースもエンジニアも行なわれている)。

そんなKOMYさんといよいよご対面できたのが2019年夏頃。KOMYさんから「何か一緒にやりましょう」と言ってもらえたのが嬉しかった。

同年10月から1年間、僕が大阪に行くたびに、KOMYさんのスタジオにお邪魔して数曲作り、いよいよ完成したのがこちら。

f:id:penisyuma:20211229180041p:image

生 by ゆうま & KOMY - TuneCore Japan

KOMYさん、本当にお世話になりました。

 

■2月〜4月

新型コロナウイルスの影響で、相次ぐイベントの中止に心を痛めつつも、そんなときだからこそできることがあるだろう、と気持ちを切り替えた。

今年の7月開始予定の「ゆうま15周年イヤー」に向け、準備。あわせて、曲作りや撮影を進めた。f:id:penisyuma:20211229180428j:image

島にアー写を撮りに行ったのも良い思い出。

写真はClover氏が撮ってくれた。

 

それから、イベント中止が続いていたこともあり、何かできないかなと考えて、YouTubeの生配信を始めた。

f:id:penisyuma:20211230155224j:image

見てくれている沢山のペニフレから、多くのコメントをいただき、励まされた。そして、生配信やってなかったら出会えなかったであろう、多くの人と出会えたのが嬉しかった。

投げ銭でいただいたお金は、曲や映像の制作費に使わせてもらっています。ほんとうにほんとうにありがとう。

 

■5月

MCUKICK THE CAN CREW)feat. ゆうま

「Uとゆうま」

f:id:penisyuma:20211226124856j:image

「1番好きなラッパーは誰ですか?」と聞かれたら、間違いなく、KICK THE CAN CREWMCUさんと答える。20年前からそうだし、これからもずっとそうだろう。

20年前から何度ライブに足を運んだかわからないし、手に入るCDはほぼ全部持っている。

そんなMCUさんと、まさかまさか、曲を作らせていただくという、夢のような機会をいただいた!

RAPを続けてきて、夢が叶ってしまった瞬間だ。曲は、制作風景を含めて、MCUさんのYouTubeチャンネルで公開されている。

【KICK THE CAN CREW】MCUと【ゆうま】30分でリリック書いてそのままRECした - YouTube

 

■6月

ゆうま feat. 後藤輝樹「モザイク」

f:id:penisyuma:20211226131522j:image

政治家の後藤輝樹さんと曲を作らせていただいた。

後藤輝樹さんというと、数年前の東京都知事選で、「ちんこ主義」を掲げた政権放送の印象が強いかもしれない。

しかし、表現の自由や性に関する政策は、後藤さんの掲げる公約のほんの一部分にすぎず、実際には「強くて優しく面白い国」を作るため、世の中のおかしなところを是正すべく、沢山の政策を掲げられているのだということを勉強させていただいた。

曲作りのほかにも、後藤さんの選挙の演説会にて応援演説をさせていただいたり、政治資金パーティでRAPの授業をさせていだいたりもした。

政治家は引退されるとのことだが、今後も様々な優しくて力強いメッセージを発信されるに違いない。

ゆうま feat. 後藤輝樹「モザイク」【MV】 - YouTube

 

それから6月は、僕が楽曲提供(RAP作詞)したこちらもリリース。

f:id:penisyuma:20211230151630j:image

五反田デリヘル レッドベリル (feat. ゆうま) - 全力マンキン

五反田デリヘル レッドベリル (feat. ゆうま) by 全力マンキン - TuneCore Japan

全力マンキンさんは、全国のいわゆる「風俗店」の感想をコミカルなトークで紹介していく、かなり攻めの姿勢のYouTuberさん。

本当は番組にも出させてもらったのだが、残念ながらBANされてしまったらしい。笑

それでもなお、YouTubeの規定やコンプラギリギリを攻め戦ってる姿がとても格好良く、リスペクトしている。

 

加えて6月は、戦慄MCバトルの復活も大きかった。

f:id:penisyuma:20211230152851j:image

戦慄MCバトルは、戦極MCバトルの前身として、

2007年から2011年頃まで行われていた大会。

僕も2007年から出場していた。

そんな戦慄が、奇しくも僕の活動15周年目に復活するとは、なんだかとても嬉しかった。

S-kainê vs ゆうま/真 戦慄MCBATTLE 序(2021.6.18) - YouTube

 

 

■7月

ゆうま15周年イヤー 始動記念ワンマンライブ

f:id:penisyuma:20211226132229j:image

今年の2月から計画してきた15周年イヤー。

2月の段階では、「7月ならコロナ落ち着いてるよね、きっと。」みたいな軽い気持ちだったが、実際には当日の1週間前まで緊急事態宣言や蔓延防止措置などがとられており、開催が難しいのではないか、という状況だった。

それでもなお、制限が多少緩和され、感染対策を徹底し、入場者数を絞りながらも、皆さんのおかげで何とか開催できた60分間のワンマンライブ。感謝しかない。

【ゆうま】15周年ワンマンライブ2021年7月10日(Full) - YouTube

ワンマンライブと同時に、新たなEPをリリースした。

f:id:penisyuma:20211227201609j:image

PENI by ゆうま - TuneCore Japan

 

そしてワンマン翌日、休む間もなくこちらへ。

f:id:penisyuma:20211230152706j:image

さらにこの日の夜は、このままdiscordのMCバトルに出たりと、凄まじい週末だった。

f:id:penisyuma:20211230155144j:image

 

7月の出来事としてもう1つ忘れられないのがこれ。

f:id:penisyuma:20211229180635j:image

大阪でのZtoA MC BATTLE。

イベント中止が続くなか、主催者の鮫島さんや皆様の熱い覚悟によって決行されたこのイベント。

こんなご時世にもかかわらず、沢山の費用をかけて東京から僕を呼んでくれたことには、頭が上がらなかった。
f:id:penisyuma:20211229180633j:image

ゆうま vs ケツのアブノーマル(ZtoA BIGCAT) - YouTube

 

RAPではないが、7月はこんな企画にも参加させていただいた。

f:id:penisyuma:20211230154142j:image

ポーカー初心者が、世界大会のWSOPを目指して、

まずは全国大会のJOPTに挑戦するYouTube番組。

ポーカーは本当に初心者ながら、本気で勝ちたくて、この時期はワンマンやMCバトルの練習の傍らで、ひたすらポーカーの勉強や練習に打ち込んでいた。

この時期に沢山のことを教えてくださったポーカー関係者の皆様には頭が上がりません。ありがとうございました。

ポーカーは強くないけど、現在は最高の趣味として、日々楽しんでいます。

 

■8月〜9月

引き続き、15周年イヤーということで、このご時世にもかかわらずら沢山のイベントでゲストライブをやらせていただいた。

 

全てに触れることはできないながらも(ごめんなさい)印象に残ってるのがこの3つのイベント。

f:id:penisyuma:20211229181050j:image

A闘MCBATTLE。主催者のUSUIさんが、司会のトーク中に、なぜ僕をゲストライブに呼んだのかについて、熱い思いを語ってくれたのが心に刺さった。

イベントも最高にあったかくて、MCバトル出場者もお客さんも、目がキラキラしてたのを覚えてる。


f:id:penisyuma:20211229181047j:image

ハハノシキュウさん主催のラッパーによる大喜利大会。僕も出場したが、MCバトルとは異なる頭の使い方で、面白かった。大喜利イベントということでお客さんの層もいつもとは違うけれど、一生懸命な眼差しで僕のライブを見届けてくれていたのが嬉しかった。4人でイロモノremixできたのも最高だった。

f:id:penisyuma:20211229181206j:image

ナイフレ。15年目の付き合いになるZ.I.O-RAMA兄貴のバースデーイベントで、15周年ライブをやらせてもらったのが感慨深かった。兄貴のことが好きで集まった出演者もお客さんたちもみんな良い人たちだなぁ、と思った。

 

そして、この月も曲をリリース。

f:id:penisyuma:20211229182056j:image

ゆうま feat. 紺野ぶるま「ナゾカケ」

ゆうま vs ケツのアブノーマル(ZtoA BIGCAT) - YouTube

 

紺野ぶるまさんを知ったのは5年前のフリースタイルダンジョンの収録の時。

収録と収録の間に、(テレビには映らないけど)お笑い芸人さんがコントをする時間があって、そこで紺野さんの「ちんこ謎かけ」を拝見した。

ただの下ネタではなく、ウィットに富んだ、なるほどと思わせられるような技術に感動し、一瞬にしてファンになった。

時は経ち、昨年、フリースタイルティーチャーの収録でご一緒することになり、10試合連続で紺野さんとMCバトルすることがあった。

それ以来、その後の番組でも練習をお供させていただいたり、番組以外でもサイファーさせていただいたりという機会が続いた。

そのたびに「紺野さんと曲をやりたいです」とお伝えしていたのだが、今回、マンを辞して一緒に曲をやらせていただくという夢が叶った。

真夏の炎天下と大雨という不思議な天気のなか、

レコーディングとMV撮影を行った思い出は忘れない。

f:id:penisyuma:20211229182053j:image

ナゾカケ (feat. 紺野ぶるま) by ゆうま - TuneCore Japan

 

■10月〜11月

f:id:penisyuma:20211229182952j:image

15周年イヤー企画の第二弾として、「沖縄そばゆんたく」で1日店長をやらせていただいた。10年以上前の僕が無名の頃から、僕にライブをやらせてくれていた、僕の地元、川崎の大切なお店。
f:id:penisyuma:20211229182949j:image

 

それから、3年ぶりのUMB参戦。

実はUMBは、僕は3年前に引退したつもりだった。

でも、今年は15周年イヤー。

2006年11月に初めてマイクを握った場所がUMB東京予選。

出ないわけにはいかないな、と思った。f:id:penisyuma:20211229183407j:image

そして、このタイミングで曲をリリース。

15周年/ゆうま feat. MC正社員

f:id:penisyuma:20211231130205j:image

この15年間を振り返るような楽曲。10年以上の戦極のMC正社員さんに、参加していただいた。時に厳しく、そして優しく、僕に叱咤激励と沢山のチャンスをくれた正社員さん。ありがとうございます。

15周年 (feat. MC正社員) by ゆうま - TuneCore Japan

 

その後UMB横浜予選にも参加。サイプレス上野さんとバトルできたのはとても嬉しかった。

f:id:penisyuma:20211230140741j:image

KOK東京予選にも初参加。

UMBもKOKも途中で負けてしまったけど...。

 

f:id:penisyuma:20211230140911j:image

晋平太さん主催の32人のMCバトル

「RAPやろうぜ!」では1年ぶりの優勝。

地元の川崎のチッタで気合入った!

優勝記念に、地元の川崎で撮影したこのMVを公開。

【新曲MV】ゆうま/アマペニス part.4 - YouTube

 

それから、ゆうま15周年イヤー企画の第3弾!

ゆうまーるBP復活祭MCバトル。

f:id:penisyuma:20211230141434j:image

ゆうまーるBPは6年前に、10年間バトルで優勝のなかった僕が、優勝を目指して作った練習会イベント。

コロナ禍でしばらく開催ができなかったが、今回、2年ぶりに開催。

2回のトーナメントのほか、ゆうま16人組手を行ったのだが、当日急遽、まさかの晋平太さんがいらして、対戦させていただくというサプライズが。

f:id:penisyuma:20211230141534j:image

(写真はBATAI @BATAI419 が撮ってくれた)

最高に気合入りました、ありがとうございました。

 

晋平太さんの番組にも出演させていただいた。

f:id:penisyuma:20211230145619j:image

【ペニペニ兄弟!?】ラッパーゆうまが現在のスタイルになった理由とは - YouTube

 

■12月

Frontier MC Battle

f:id:penisyuma:20211231113936j:image
f:id:penisyuma:20211231113933j:image

ツイキャスでのMCバトルということで、出場する前は勝手がよくわかっていなかったのだが、主催者のMC時雨氏の熱い思いが溢れていることだけは確かだった。

そして、出場してみてわかったことは、オンラインだからこそ、普段ならなかなか直接会うことができない全国各地のラッパーたちと、RAPができる良い機会だということだ。

有難いことに、この日は優勝させていただいた。

 

そして、いよいよ迎えたのが...

 

1年ぶりの凱旋MCバトル出場。場所は仙台PIT。

f:id:penisyuma:20211230145750j:image

対戦相手は事前に発表されていた通り、

呂布カルマ氏。

このご時世に、交通費や宿泊費などの高い予算を支払って、僕を仙台という遠方まで呼んでくれた凱旋。

ここまでしていただいて、クソな試合をするわけにはいかない。1ヶ月前から相当な練習と準備を重ね、本番を迎えた。

結果としては負けてしまったけど、全力を出し切れたと思う。

f:id:penisyuma:20211230150225j:image

呂布000カルマ vs ゆうま / 凱旋MC battle PIT TOUR ”仙台” - YouTube

 

仙台から帰って、休むまもなく、またMCバトル。

f:id:penisyuma:20211230150457j:image

先日に続いてまた16人(17人)組手。

結果は13勝。まだまだだな。

 

それから12月は、僕が楽曲提供(RAP作詞)した、浅葉爽香の作品''F tha P(2021)"もリリースされた。

f:id:penisyuma:20211230150626j:image

“F tha P (2021)” MV - YouTube

意地悪なほどテクニカルで難しいRAPを書いたのに、浅葉爽香は完璧なクオリティで歌ってくれたし(何度も何度もレコーディングをしてそのたびに精度を上げてくれた)、さらに素晴らしいMVでこの作品を発表してくれた。感謝。

f:id:penisyuma:20211230152315j:image

無修正ポルノ by 浅葉爽香 - TuneCore Japan

 

そして今年を締め括る大きな出来事としては、こちら。

f:id:penisyuma:20211230151034j:image

【ゆうま始動】新OP見て思わずアレが出た。 - YouTube

YouTube番組始めました!!!!!

きっかけは、晋平太さんのMCバトルで優勝した後、

ラッパーのESEHIROくんに、物凄い情熱と真剣な眼差しで、「YouTubeやりましょうよ!!!」と口説かれたこと。

毎週、金土日の20:00に更新していきます。

 

それからこちらのYouTuberさんともコラボさせていただいた。

f:id:penisyuma:20211230152031j:image

【放送事故】ゆうまさんの自宅に突撃訪問したらとんでもない物が出てきましたwww【ドッキリ】 - YouTube

かんたのなんだかんださん。

出会う前から僕の「60秒紹介」の動画を投稿してくれていたりと、感謝。

今回、コラボのお誘いをいただいてとても嬉しかった。

______________

 

以上、2021年を振り返ってみた。

 

このご時世にもかかわらず、こんなに沢山のイベントに呼んでいただき、愛してやまない沢山の人たちとコラボさせていただいたことに、感謝しかない。

 

ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました。

 

MCUさんとの曲作りができたことをはじめ、

夢が叶った、嬉しい、と飛び上がりたいほど嬉しい反面、「夢が叶ってしまった」というネガティブな思いもある。

 

夢を叶えたくてここまで続けてきたのだが、

夢が叶ってしまったことによって、続ける理由が

1つ減ってしまうからだ。

 

とはいえ、まだまだ叶えたい夢が沢山ある。

 

来年、2022年は、まだ叶っていない夢のうち、いくつの夢を叶えられるだろうか。

 

挑戦したい。

 

そして、いつもそんな挑戦を見守ってくださる皆様に、感謝しかありません。

 

本年は大変お世話になりました。

来年も何卒よろしくお願いいたします。

 

ゆうま

 

追記:

支えていただいた全員の名前を挙げることはできず、申し訳ないのですが、あえて数名。

DJ HYO-Eなしに最高のライブはできなかった。

ブロニカさんのトラックなしに良い曲はできなかった。

彩-xi-くんのレコーディングとMIXは、イロモノと言われる僕の曲を、さらに彩りあるものにしてくれました。

NAOTO IFUJI監督のMVのお陰で、曲の世界観をさらに広げることができました。

そして、15周年イヤーを思い切り支えてくれているのが、ゆうまーるBPの仲間たち。

本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

このご時世のなか、大阪のMCバトルに出て思ったこと

 

きのう、大阪のZtoA MC BATTLEに、

ゲストバトラーとして出場させていただいた。

 

f:id:penisyuma:20210722120912j:image

 

結果は負けてしまったけれども、終始最高のイベントだった。

 

司会者、DJ、ラッパー、Deejayのパフォーマンスと、審査員の皆様の公平な判定が素晴らしかったのは言うまでもなく、

 

何よりスタッフの皆さんの動きが、

ほんっっっとに素晴らしかった。

 

 

会場のBIGCATは、1000人規模の大きな会場で、

裏口や楽屋がとても入り組んでいて、

迷路のようだ。

 

 

楽屋からステージへ向かうときに、

行き方がとてもわかりにくく、迷ってしまう。

 

 

出番前にもかかわらず、

ステージへの行き方がわからずに、

テンパってるし、緊張も重なりめちゃ焦ってる僕。

 

スタッフの皆さんは、

そんな僕の姿にすぐに気付き、
ステージや楽屋を案内してくれた。

 

合計3度の出番があったのだが、

3回とも助けてくれた。

 

さらに言えば、ステージから楽屋への戻り方もわからない方向音痴の僕を見つけては、楽屋に案内してくれた。本当に助かりました。

 

ちなみに、スタッフのなかには、ラッパーもいた。

 

もしかしたら、彼らは、ほんとうはスタッフをやるのではなくて、むしろこの大きなイベントにラッパーとして出演したい、と思っていたのかもしれない。

 

僕も数年前、戦極などで、自分が出演者として呼ばれていないとき、代わりにスタッフを任されたことがあったから、その悔しさがとてもわかる。

 

だからこそ、スタッフの皆さんのお気遣いを受けるたびに、このイベントに出演できる「重み」を感じたんです。


ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

そして、もう一人、感謝したい人がいます。

それは主催の鮫島さんです。

 

 

このご時世のなか、イベントを中止せず、

開催してくださったことは、ものすごいことです。

 

 

もともとこちらのイベントは5月開催予定でしたが、緊急事態宣言により、延期になりました。

 

 

今回、数名の出演者の変更はあったものの、

無事開催、しかし...

 

 

会場は1000名規模のところを300名限定。
料金も本来4000円のところを1000円に値下げ。

 

 

どう考えても主催者側としては、

予算的に厳しい条件でしょう。

 

 

そればかりか、全国各地から、僕も含め、

出演者にギャランティや交通費や宿泊費を支払ってイベントを開催されているのですから、

 

それはもう、ちょっとお金の計算をして想像してみただけでも、恐ろしい金額になります。

 

 

そんななかでも開催されたこのイベントには、


鮫島さんの、お気持ち、つまり、

 

このご時世だからこそイベントを面白くしたい、

大阪のヒップホップシーンを盛り上げたい、

出演者にもお客さんにも何かを還元したい

 

そんな熱い気持ちがとっても溢れていました。

 

 


いただいたギャランティ
東京から大阪への新幹線代。
会場近くの快適なホテルの宿泊費。

 

 

ぶっちゃけ頭が上がらないほど高額です。

 

イベント開催前から、その「重み」はわかっていました。


だから、その金額に見合うパフォーマンスができるよう、十分すぎるほどの練習と準備を重ねて、大阪に向かいました。

 

 

でも、

イベントが終わった翌日の今日。

朝、ホテルの部屋で目覚めたとき。

 


何だかもっともっとその「重み」を感じて、

不思議と胸がキュンと痛くなって、

この気持ちを忘れたくないと思って、

このブログを書いています。

 

 

このご時世のなか、

こんな自分にたくさんのお金を使っていただいて、

RAPができるということ。

 

それは、ほんとうに、ほんとうに、ほんとうに、

 

ありがたいことなんだ。

 

 

練習の成果は出せたと思う。
会場を最高に盛り上げることができたと思う。

 

 

だが、果たして自分は、その金額に見合うパフォーマンスができただろうか?

 

その重みをもう一度受け止め、もう一度、
スキルとペニスを磨き、現場に満足せず、
さらにさらに大きくなりたいと思います。

 

 

いつか、「あのときゆうまを呼んでよかった」と思ってもらえるように。

 

 

鮫島さん。ありがとうございました。

 

最後に、このご時世にもかかわらず、イベントに足を運んでくださったお客様とペニフレたちに心より顔射申し上げます。

 

追記1.

今回もっとも貴重だったのは、チームレゲエのkeithさんとバトルできたこと。どんな試合になるか、全く想像がつかなかった。正直MCバトルは辛いし、楽しかったと思えることはほとんどないのだが、今回はまじで...楽しかった!実は同い年。ピースすぎるし、まじでかっこいい。リスペクト。

f:id:penisyuma:20210722122814j:image

 

追記2.

ミステリオくんに負けた。途中まで負けてなかったと思うけど、最後に「うざ、キモ、顔、ブス」と「ブラキオザウルス」で韻を踏まれて、巻き返された。まじでちんこ。

 

追記3.

ケツのアブノーマルくんはRAP上手いし変態。

先日、男の潮吹きしたらしいよ。

 

追記4.

ハハノシキュウさんがホテルで隣の部屋で修学旅行みたいだった。楽屋でも一緒にいて、出番前もスパーリング付き合ってくれた。お兄ちゃんみたい。大好き。かっこいい。

 

 

ゆうまより皆様へ、大切なご報告

f:id:penisyuma:20210515122543j:image

平素より、ラッパーゆうまをご支援いただきまして、誠に有難うございます。


新型コロナウイルス感染症の状況下、
心苦しいニュースが続いていることは、
今更言うまでもありません。


そのような状況下で、個人的なご報告をさせていただくのは恐縮ではございますが、それでもなお、このまま立ち止まってはいられないと思い、こちらの文章にさせていただきました。

 

今年。

令和3年。

2021年。

実は、僕。


ゆうまがRAPを始めてから、
ちょうど「15年」になります。


そう、今年、2021年、ゆうまの活動開始から
「15周年イヤー」を迎えるのです。


_________


思い起こせば僕の活動は、
2006年の11月、UMBの東京予選にて、
右も左もわからずに
マイクを握ったことから始まりました。


2006年といえば、
今のようにスマホTwitterがなく、
新曲の発売や、イベント、サイファー等の情報を調べるのも困難で、YouTubeにMCバトルの動画なんて
ほとんど公開されていないような時代。


当時、高校3年生の僕は、
RAPを始めてみたいけど、
どうやって始めたらいいのかわからない状態でした。


そんなときに、クラスメイトが貸してくれたのが、
UMB2005のDVD。


それは、当時、日本で唯一発売されていたMCバトルのDVDでした(たぶん)


そして見てみた...

うおおおおおおやばい!!!!!!


感動した僕は(スマホがないので)
パソコンを使い、インターネットで、
UMBのホームページを検索しました。


そうしたらちょうど、UMB2006年の
東京予選のエントリーを募集していたのです。


RAPなんてしたことない、
フリースタイルなんてしたことないけど、
僕は勢いだけで、エントリーボタンを押していました。


勇気があったとか、自信があったとか、
そういうことではありません。
勝手に身体が動いていました。


どうやってRAPを始めたらいいかわからないけど
ここならステージでRAPができるんだ。

それだけでした。


数日後、主催のLibraさんから、

エントリー完了の電話が来ました。


声から察するに、おそらく、
MSCの方からのお電話だったと思います。

 

「もしもし、MCゆうまさんですよね?
エントリー決まったので、11月24日の23:00に、
新宿ロフトに来てください。」

 

僕は恐る恐る、質問しました。

 

「あの、僕、実は高校生で、初めてなんですけど、深夜で、出られるんですか?」

 

そうすると、次のような返答が。

 

「でも出たいんだよね?」

 

出たいか、出たくないか。

そんなの出たいに決まってる。

「はい」と答えました。

 

ちなみに当日まで、MCバトルにエントリーしたことは、1人の親友を除き、誰にも話してませんでした。


僕は高校時代、クラスではインキャで、
しかも、かなり厳しいイジられ方をされていたので
MCバトルに出るなんてことがバレたら、
クラスのみんなに馬鹿にされると思ったからです。


でも、2006年の当時は、
MCバトルの動画がYouTubeに上がらない時代。

そもそもMCバトルを知ってる人の方が
少ないような時代。

どうせ言わなきゃみんなにバレないし、
会場に知り合いなんか1人もいないだろう、
と思っていたのです。


しかしそれは、大きな間違いでした。

 

迎えた2006年11月24日、当日。


23:30に会場の新宿ロフトに着くと、 
そこにはすでに開場待ちのお客さんの列ができていました。


出場者の僕は、お客さん用の列の隣の、
出演者用の列に並ぼうとしました。

 

そのとき、何者かに声をかけられたのです。


「カツマタ?????」


(カツマタは僕の本名です。笑)


振り返ると、そこにいたのは、
高1の頃に僕に1番キツイいじり方をしていた
元クラスメイトでした。


彼は、僕を見つめ、驚いた顔で、聞きました。

 

「なんでお前ここにいんの?
 お前こーゆーの興味あんの?」

 

僕は恐る恐る、答えました。

 

「うん、興味、あるん、だよねぇ..」

 

すると彼は、僕が服に  "出演者用のパス"  を
貼ってるのを見て、

「何だよお前!きょう出るのかよ!」

とさらに驚いていました。


最悪の気分でした。


誰にも秘密でバトルに出場するつもりだったのに、
よりによって、僕に1番キツイいじり方をしていた
クラスメイトにバレてしまうなんて!

 

しかも、僕はRAPもサイファーもやったことない、
フリースタイルもできない。


彼は僕の目をまっすぐに見て、
次のように続けました。


「俺さ、実はエントリー応募したんだけど、
抽選で外れてエントリー漏れしちゃったんだよね。
俺さ、自分の名前じゃなくてお前の名前でいいから、代わりに俺に出場権を譲ってくれないかな?」


その日に知ったのですが、実は彼のお兄さんは、
当時UMBの別の予選で優勝するほどの実力者で、
その日も出場していたのです。

 

お兄さんのようにMCバトルに出たいという、
彼の強い思いが、僕にもひしひしと伝わりました。


しかし、僕は、恐る恐る、


「ごめん...それはできない...」


と断りました。

 

 

いよいよ迎えた本番。
僕がステージに立った瞬間。

 

自意識過剰かもしれませんが、
観客からは冷たい目線を感じました。

 

それもそのはず。

 

ほとんどの出場者や観客が、
ダボダボのビーボーイファッションをして
深くキャップをかぶっているなかで、
僕だけはXSサイズのTシャツにピチピチジーンズ、
黒のとがった革靴に、長髪。

 

当時の僕は、ギャル男に憧れてるけど
全然ギャル男に見えないインキャ、

めっちゃ痛い子みたいな見た目だったのです。


「レディ、ファイト!」

いよいよ試合が始まります。

 

対戦相手は、ダースレイダーさんのダメレコ所属、
当時バトルがめちゃめちゃ強かった、CUTEさん。

CUTEさんが先攻で、僕が後攻。


僕は相手のバース中、相手のRAPを聞く余裕がなく、
ただひたすら、8小節を間違えないように、
右手の指で、1,2,3,4と、小節を数えていました。

 

自分のターンが来た時、フリースタイルなんてできないからネタを披露しました。

 

「俺は演劇部 でもRAPも全然できる」
「俺は舞台役者 演技できる全然歌えなくちゃ」

 

そんな韻だったと思います。

 

韻としては悪くない韻なのですが、
それ以前に、マイクの握り方もわからないし、
演劇部だったくせに声も通ってないし、
とにかく滑りまくりでした。

 

対するCUTEさんは、ものすごい声量で、
RAPの基礎体力とスキルに圧倒的な差がありました。

 

結果は、当然のことながら僕のボロ負け。

 

司会のMASTERさんは、

「いやぁ役者さんも出てきてくれましたねぇ〜w」

などと僕をフォローしてくれましたが、

300人の観客の前で無残な負け姿を晒してしまった。

 

僕は居た堪れない気持ちになり、会場から逃げたくて逃げたくてしょーもない思いでした。

 

わかってはいたことだったけど、ボロ負けだった。

 

そして、その姿を、僕のことをキツくイジっていたクラスメイトに見られ、恥をさらしてしまった。

 

彼が僕の代わりに出場していたら、よかったのかもしれない。

 

彼に合わせる顔がなく、バトルの後は彼に会わないよう、会場の端っこの方で息を潜めました。

 

ちなみに、彼のお兄さんはその日、ベスト4でした。
その日優勝したのがPUNPEE氏。

 

僕と同じく、PUNPEE氏は全くビーボーイらしいファッションをしておらず、むしろアキバ系、を売りにしていました。

 

ただ、PU NPEE氏はRAPが超絶上手く、さらにユーモアもあって、イカツイラッパーたちを次から次に余裕で薙ぎ倒していきました。

 

負けて死ぬほど悔しかったけど、その日、PUNPEE氏の姿に、とても勇気をもらったというのを覚えています。

 

 

 

こうして当日を終えて、土日を挟んで、月曜日。

高校への登校日。

 

僕は学校に行くのが死ぬほど嫌でした。

 

あんな姿を見られてしまったんだ。


学年中に噂が広まって、絶対バカにされるに決まってる。

 

その予想はその通りでした。

 

クラスで友達に顔を合わせた矢先、
思い切り意地悪な表情で、

 

「おお!MCゆうま!お前のエセラップを見せてみろ!」

 

と死ぬほどイジられました。

 

もううんざりだ。


MCバトルなんて二度と出るもんか。

 

不幸中の幸い、MCバトルでの敗退をネタに学校でイジられたのはその1回きりでしたが、

 

高校卒業までの間、僕は「例のクラスメイト」には会わないよう、ずっと逃げていました。

 

彼に合わせる顔がなかったからです。

 

会ってもどうせ馬鹿にされるだろうし、
「ほらみろ、出るべきじゃなかったんだ!」と
怒られるかと思ったからです。

 

MCバトルなんてもう出るもんか。 

 

 

 

 

 

 

 

それから4ヶ月後の、2007年3月のこと。

不思議なものです。

 

 

僕は、UMB2007の静岡大会に、エントリーしていました。

 

静岡なら、どうせクラスメイトも見に来ないだろ、
言わなきゃバレないだろ、なんて思いながら。

 

迎えた当日、本番。
結果はボロ負け。

 

でも、そこで僕は、初めてラッパーで先輩と呼べる人に出会うことができました。

 

彼についてはまた別の場面で書きますが、
彼のお陰でサイファーに参加して、練習できるようになりました。

 

 

 

 

 

 

それから3ヶ月後。2007年6月。

 

渋谷esというクラブにお客さんとして遊びに行った時、

 

何者かに声をかけられました。

 

「カツマタ!!!!

いや、MCゆうま!!!」

 

振り返ると、いたのは、あのときの、例のクラスメイトでした。

 

彼はこう続けました。

 

「俺とバトルしようぜ!

 あ、いや、やっぱり、サイファーしようぜ!」

 

彼が笑顔でそういったのが嬉しくて、僕も笑顔で、

 

「もちろん!」

 

と答えました。

 

気付けば即興で韻が踏めるようになっていた僕。

 

「渋谷サイファーから三ツ矢サイダー飲んできたぜ」

「俺がカツマタお前がムラカワ 見たいのはお前の裏側」

 

 

今思えば大した韻ではありませんでしたが、

僕が韻を踏むたびに、彼は手を上げて、


「ゆうまやばい!!!」

 

と褒めてくれました。

 

その瞬間は、心の中の氷が溶けていくような瞬間でした。

 

僕が大好きな音楽は、


とても懐が広かった。

 

それから1ヶ月後の2007年7月1日。


僕は、人生初めてのライブの日を迎えました。

_________________

 

長文になりまして、ごめんなさい。

 

ここまで読んだくださった方、ほんとうに、
ほんとうに、ありがとう。

 

心より顔射申し上げます。

 

前述の通り、2006年のあの日の出来事から、
15年の月日が経ちました。

 

はじめてのMCバトルから今年で15周年
はじめてのライブから来年で15周年です。

 

そこで、2021年-2022年を、


ゆうま 15th Anniversary Yearと題しまして、


1年間かけてゆうまの活動を総括するような、
様々な企画を行いたいと思います。


f:id:penisyuma:20210515125211j:image


そこで、まずは、15th Anniversary Yearの
開始を記念して、ワンマンライブ&誕生日会を
行います。

 

f:id:penisyuma:20210515125225j:image

 

ぜひ、遊びに来てください。

 

その他にもすでに沢山の企画が決まっております。

 

例えば、活動15年間のなかのアレを復活させたりとか、あの人とコラボしたりとか、あんなことやこんなことをやってみたりとか。

 

お楽しみに!!!!!!!

 

ゆうま

 

 

 

ゆうまくんさ、RAPは上手いんだけど面白くないんだよね

「ゆうまくんさ、RAPは上手いんだけど面白くないんだよね」

 

 

忘れもしない、13年前、2007年5月。
僕のRAPの師匠に言われた一言である。

 


これは、13年前、2007年5月、僕が大学1年生の頃の話だ。

 


僕は早稲田大学ソウルミュージック研究会、
GALAXYに入部した。


ライムスターやKEN THE 390氏等、大物を輩出したサークルである。


新入生である大学1年生は全員、先輩の指導の下、
曲を1曲作って2ヶ月間RAPとライブの練習をし

夏にたった1曲だが初ライブをする。

 

この練習かなかなか体育会系でスパルタなのだが、

大学の外の、人通りが多い中で、

マイク代わりにペットボトルを片手に持ち、

でかいスピーカーから大音量でトラックを流し、

ライブ本番を想定して練習するというものだ。

 

新入生は先輩たち十数名から、

声が小さいとか、客を意識できてないとか、

フックの盛り上がりが弱いとか、

どこ見て歌ったんだ、とかトークが下手とか

みんなの前でとにかく厳しい「指導」を受ける。

 


そのときに、僕の教育担当、

つまり僕の師匠になったのが、宙チート氏(現在はLIL辰徳氏というお名前でご活躍されている)だった。


宙チート氏といえば、

当時のDragon One君やMILES WORD氏らと

クルーを組んでおり、池袋bedや新宿MARZなどで

めちゃめちゃライブをやっており、

 


当時の僕の記憶でいえば

めちゃめちゃイカツイひとだった(ただし、この後にも描くようにとても優しい方である)。

 


当然サークルのなかでもいちばんイカツくて、
4XLぐらいのオーバーサイズの黄緑のTシャツに、
ダボダボのジーンズを引きずり、ティンバーランドの似合うような方だった。

 


逆に僕は、新入生のなかでいちばんイカツくない、

それどころか、ひ弱な見た目の大学1年生のゆうまちゃんだった。

 


そんな僕の教育担当が宙チートさんになってしまったのだから、当然びびった。


めちゃくちゃ怒鳴られるんだろうな、とか、

キレられるんだろうな、と思っていた。

 


ところが実際は逆で、宙チートさんはとても優しかった!!!

 


他の新入生の教育担当である先輩方は、
週1度の練習に来たり来なかったりすることもあった。

 

だが、宙チートさんだけは「絶対に」毎週練習に来てくれて、アドバイスをくれた。


アドバイスをするときはキレるどころか

いたって冷静で、僕の目を優しく見つめながら

おだやかに話してくれて、僕を励ましてくれた。


練習後の飲み会のときに、

僕が酔ってイキって調子に乗って、

宙チートさんにお酒をイッキさせようとしたときも、ブチ切れるどころか、微笑んでいた。


一ヶ月後。

練習が何度か続いて、少しずつ慣れてきた日のこと。

 

宙チートさんが、練習の途中で

「ゆうまくん、トイレ行こうぜ」

と言った。

 


なぜかトイレに行く道、宙チートさんは無言で、
何も話さず、僕の顔を見ようともしなかった。

 


そして、トイレに着き、僕たちは小便器に並んで
オシッコをはじめた。

 


オシッコを半分ぐらいしたところで、宙チートさんはようやく口を開いた。

 

 


「ゆうまくんさ、RAPは上手いんだけど面白くないんだよね」

 

 


RAPは上手いんだけど、面白くない???

 


僕はこの言葉を聞いた時、最初は思わず喜んでしまった。

 


現場でガンガン活躍されている宙チートさんが、
僕なんかに「RAP上手い」と言ってくれた。

 


でも次の瞬間、我にかえった。

 


宙チートさんが僕に言いたいのは、
「RAPが上手い」という褒め言葉ではない。

 


宙チートさんが言いたいのは、
「ゆうまのライブはつまらない」ということだ。

 


僕は宙チートさんに「どうしたらいいですか?」と聞いたが、宙チートさんから具体的な回答はなく、もっと色々見たりして研究するように、という宿題を出された。

 

 


それから1週間。
どうやったら自分のライブが面白くなるか、
ひたすら考え続けた。

 

 


歌い方に変更を加えたり、
トラックのBPMを変えてみたり、
トークの内容をより具体的にしてみたりと
自分なりに工夫してみた。

 

 


その結果以前よりもイロモノっぽくなってしまったが、なんとなく、「こっちの方がしっくりくるなあ」という状態になった。

 

 


1週間後の練習の日。
僕は気分が重たかった。

練習に行くのがこわかった。

 


自分なりには努力したつもりだが、

なんとなく「そういうことじゃない」と言われるような気がしたからだ。

 


そして、練習の日。
宙チートさんや先輩たちの見ている前で、
僕は、変更したやり方で、歌った。

 


すると、驚くことに、宙チートさんではなく

他の先輩たちから「以前よりよくなった」という

声があがった。

 


宙チートさんはみんなの前では何も言わなかった。

 


練習の後、僕は恐る恐る宙チートさんに、
「どうでしたか?この部分をこうやって変更してみたんですが...」と聞いた。

 


すると、宙チートさんは、いつもの優しい表情で、「よかったよ」と言い、微笑んだ。

 


それから1ヶ月後、2007年7月1日。新宿イズムにて。


僕は人生初の、そして人生最後の
初ライブを迎えた。

 


ビギナーズラックもあるけど、その日はとても良いライブができたと思う。

(もちろん今見たら目も当てられないほど下手くそだと思うんだけど)


こうして宙チートさんに稽古をつけてもらった結果、僕の人生初の初ライブは幕を閉じた。

 


ちなみにこれはGALAXYのルールというか、

毎年恒例のことなのだが、新入生は7月の初ライブが

終わると、それ以降、GALAXY内での活動はほぼなくなる。

 

次は来年に自分たちが2年生になったときに、

後輩を指導する側に回るのだが、

それまでサークル内での活動はぼぼなくなるのだ。


だから、それ以降一切ライブをしなくなる人も結構多い。


これは僕なりの解釈だが、


「ここまで指導したんだから、後は自分たちでやれ」


ということだと思う。


言い換えれば、GALAXY内の身内ノリで終わらず、
ライブがしたければ自分で現場に行ってチャンスをつかめ、ということだと思う。

 


初ライブ後は宙チートさんと毎週会うこともなくなったし、宙チートさんが僕にアドバイスをくれたり、ライブのチャンスをくれるようなことも一切なかった。

 


あれから13年、2020年現在。


初ライブに向け練習したあの日から13年が経ったが、僕はRAPをしていて宙チートさんの教えを忘れた日はない。

 


僕はRAPをやるとき、曲を作るとき、ライブをするとき、バトルをするとき、常に「面白いかどうか」を大切にしてる。

 


宙チートさんと会うことはほとんどなくなったが、
これは、師匠から受けた最大の教えだ。

 


格好良さもRAPの上手さも大切かもしれない。
でも、面白くなければ意味がない。

 


現場でたくさんのライブを見てきたが、
たった10分のライブでさえ、格好良くても、上手くても、「飽きずに面白くみられるライブ」は滅多にないと思う。


また、MCバトルのときは面白いのに、
ライブになると面白くなくなるラッパーたちも沢山いる。

 

 


「面白い」は難しい。

 


だが、「面白い」は楽しいし、

 


当たり前のことだが、

 

 

「面白い」は面白いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


*追記1
「面白い」には、色々な種類がある。
お笑いのようなfunnyな面白さもあれば、
興味深くて好奇心をくすぐられるようなinterestingな面白さもある。
ギャグも面白くて大好きだが、上記の「面白い」は決してギャグの意味だけではないことを、あらためてお伝えしたい。

 


*追記2
上記には、宙チートさんが僕のRAPの師匠だと書いた。それは間違いないのだが、宙チートさん以外にも他にも師匠と呼びうる人たちが何人かいることは追加しておきたい。この人たちについては、また別途ブログに書きたい。あとDef TechのMicroさんの言葉になるが「自分以外師匠」。いい言葉だなと思う。

 


*追記3
上記の通り、他の先輩方が、週1の練習に、来たり来なかったらする状況のなか、宙チートさんは毎週毎週、練習に来てくれた。
ところが宙チートさん、僕の初ライブの日は、大遅刻をかまし、僕のライブを見ていないのだ。師匠に自分のライブを見てもらえなかったのは残念だけど、こんなところも何だか人として愛せるな、と思った。

 


*追記4
宙チートさんは、大粒fightというMCバトルとライブのイベントにレギュラーで出演されている。
ちなみにこの大粒fightというイベント、僕が活動10年目にして初めて優勝したMCバトルである。
初めて優勝したにもかかわらず、なぜかその日だけ宙チートさん、出演しておらず、僕の初優勝の現場を見てただけなかった。
師匠に自分の初優勝を見てもらえなかったのは残念だけど、こんなところも何だか人として愛せるな、と思った。

 


*追記5
宙チートさんもまた、大粒fightで優勝してる。

 


*追記6
宙チートさんに稽古をつけてもらったとき、
僕は下ネタのRAPはほぼしていなかった。
宙チートさんにしばらく会っていないことが数年間あり、今の僕のスタイルを見て、宙チートさんはどう思うだろう、とずっと気になっていた。
そんななか昨年大粒fightで再開したとき、宙チートさんに現在の僕のスタイルをお褒めいただいたことがある。ちなみにこのブログを書いたきっかけも、宙チートさんが昨日Twitterで僕のバトルにふれていてくれたことである。

f:id:penisyuma:20201217201400j:image

 

*追記7

宙チート氏は現在は、「LIL辰徳」さんいう名前でご活躍されています。僕にとって宙チート氏、いや宙さんは宙さん、なので、あえて上記ではこちらの名前でご紹介させていただきましたが、LIL辰徳さんの楽曲、ライブともに間違いなく「面白い」ので、ぜひチェックしてみてください。

 

こんなときに自宅でできる5つのこと

f:id:penisyuma:20200429131536j:image

そうですね

 

 

 

自宅に居なきゃいけない

 

そんなご時世でございます

 

 

 

かくいう私も、基本的には自宅におります。

 

 

 

 

 

一日中引きこもってるなんてことをこれまで全くしてこなかったものですから

 

 

 

 

 

自宅で何ができるか、何ができるかと

考えて考えて考えぬいております

 

 

 

 

そんな思慮のあげく

今から

 

 

 

 

こんなときだからこそ

自宅でできる5つのことをしてみた

その試行錯誤の結果をお届けしたいと思います

 

 

 

 

 

下記

「こんなときに自宅でできる5つのこと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(1)オナニー

 

 

これはもはやご紹介するまでもないかと存じます

 

一人暮らしで自宅に引きこもっている方々で

オナニーしない人の方が珍しいかもしれません

 

つらいとき、悲しいとき、疲れたとき

 

オナニーは身体をほぐし、心を安らかにしてくれます

 

それはこの大変な状況のなかでも変わりません

 

 

この大変な状況も

右手を上下運動している間にいつか収束する、

私はそう願っております

 

 

 

 

 

 

とはいえ

"わざわざ君に言われなくたって、オナニーの素晴らしさなんてとっくにわかってるYO"

と皆さんはそうおっしゃるかもしれません

 

 

 

 

 

よろしい

 

 

 

「こんなときに自宅でできる」別のアイディアを紹介しましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、次。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2)読書

 

 

 

 

 

 

あたまがよくなる

 

 

 

さあ、君も、

 

 

 

 

 

 


シャーロック・ホームズを読もう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、次。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(3)お風呂のなかでの読書

 

 

 

 


あたまがよくなる

 

からだもあたたまる

スマホがそばにない分、読書に集中できる

 

 


 

さあ、 君も、

 

 

 

 

 


シャーロック・ホームズを、読もう! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、次。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(4)お風呂の中でオナニー

 

 


からだもあたたまる

スマホがそばにない分、オナニーに集中できる

 


 

一人暮らしまたは家族とお住まいで、

 


自宅でオナニーしたことあるひとはたくさんいらっしゃるでしょうけれども、

 

 

 

お風呂のお湯につかりながらオナニーしたことあるひとはそれほど多くないでしょう

 

 

 

私は男性なので、男性ver.のご報告しかできず恐縮ですが

 

 

 

浴槽でのオナニーは、こんな状況だからこそ、

なかなかフレッシュで生活に彩りを与えてくれます

 

 

 

 


お風呂に入ることは気持ちがいい

 


そんな気持ちがいいお風呂のなかでオナニーをして絶頂を迎えるなんて

 

 

 

考えるだけでもお花畑が広がりそうでございます

 

 

 

 


ところが、浴槽でオナニーをしてみよう、

と思い始めた瞬間、皆さんはあることに気づきます

 

 

 

 

 

 

 


そう、思うように手が動かない

 

 

 

 

 

 

お湯のなかで手を動かすとき、水の圧力で

いつものように素早いピストンができないのです

 

 

 

 

 

 

 


いつものようにピストンするためには、

いつもの倍以上の力をこめて手を動かさなければならない、

 


いや、

 


いつもの倍以上の力をこめてを手を動かしたところで、

 

 

 

素早いピストンはほとんど不可能なのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


そうして、次のことに気付いてしまいます

 

 

 

 

 

 

 


「お風呂は気持ち良いが、お風呂のなかでのオナニーは気持ち良くないかもしれない」

 

 

 

 

 

 

 


ここでギブアップしてしまう人もいるかもしれません

 

 

 

 


しかしながら、

ここであきらめてしまったら男が廃る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


っていうか、

 

 

 

ここで、次のような疑問が生じるのです

 

 

 

 

 

 

「もしかしたらお風呂のなかでのピストン運動自体は気持ちよくないかもしれないけど、

お風呂のなかでの"射精の瞬間"は最高に気持ちいいのではないか?」

 

 

 

 


普段のオナニーは、射精の瞬間のみならず

ピストン運動も気持ちいい

 

 

 

 

つまり普段のオナニーには、

射精のみならずピストン運動中の快感も含まれているわけです

 

 

 

しかし、お風呂のなかでのオナニーは、

ピストン運動中には快感がない

 

 


しかし、そんなピストン運動中の快感を捨ててでも

お風呂の中の射精の快感は素晴らしいかもしれない

 

 

 

 


この事象を数式で表せば、

 

 

 

ふだんのピストン運動の快感 > お風呂のなかでのピストン運動の快感

 


ふだんのピストン運動の快感 + 射精 > お風呂のなかでのピストン運動の快感

 


ところが、

 


ふだんのピストン運動の快感 + 射精 < お風呂のなかでのピストン運動の快感 +お風呂のなかでの射精

 

 

 

ピタゴラスもびっくり!

ペニゴラス博士によるこの数式が成り立つわけです

 


ガラパゴス諸島のように家に閉じこもったこの環境で

お風呂のなかでのマンモスの射精

 

 

 

これは男の夢!!!

 

 

 

 


こうして、お風呂のなかでのピストン運動は対して気持ちよくなくても

 

 

 

なんとか射精に持ち込むよう、

 

 

 

いつもより右腕の力をかけ、

 


場合によっては左腕の力も使い、

 


場合によっては火起こしのようにして

 

 

 

お風呂のなかでの射精に持ち込むわけです

 

 

 

その感動は、まさに...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無修正の宇宙船なり。

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、次。

次で最後。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(5)お風呂のなかで読書しながらオナニー

 

 

 

 

 

 

 

これは、もう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あたまがよくなる

からだもあたたまる

スマホがそばにない分、読書とオナニーに集中できる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


さあ、君も、

 

 

 

シャーロック・ホームズを読もう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


あなる

「中学生でもエロ本を買える店があるらしい」

「中学生でもエロ本を買える店があるらしい」

 

 

 

 

 

僕が中学校に入学してわずか3週間。

4月の中旬ごろ。

僕のクラスでそんな噂が流れた。

 

 

 

当時12歳、中1の僕は、その話にくいついた。

 

 

 

 

" 中学生でも、エロ本が、買える。"

 

 

 

たしかに、エロ本を売っている本屋はたくさんあった。

 

 

学校の帰り道に、立ち読みしようとしたことは何度もあった。

 

 

 

ところが、立ち読みを始めた瞬間に、

本屋の店員のオバサンに注意される。 

 

 

「中学生は読んじゃダメよ!!!!!」

 

 

 

 

 

学校に通報されてはまずいので、

すぐに店員の言うことを聞く。

 

 

 

 

 

 

エロ本を買えない代わりに、

中1の僕は、仕方なく、本屋で

 

エッチな写真が2-3ページだけ載っている週刊誌

"フライデー" を購入していた。

 

 

 

 

だが、一つ問題がある。

 

 

フライデーはエロ本でなはないが、

家に持って帰ったら、親に不審に思われる。

 

 

 

だから、僕は、駅のトイレ等でフライデーを楽しみ、

きちんと「もとをとってから」、雑誌をトイレに置きっぱにして、家に帰った。

 

 

エッチな写真が見られるフライデーは魅力的だったが、

 

 

 

あくまでフライデーは、フライデー。

 

 

 

 

中1にとってはナケナシの数百円。

それを支払っても、

楽しめるページは2-3ページしかない。

 

 

 

立ち読みではなく、堂々とエロ本を読んで、

豪華にヌキたいなあ!!

 

 

 

そう思っていた。

 

 

 

 

そんな矢先に、例の噂が流れたのである。

 

 

「中学生でもエロ本を買える店がある」

 

 

 

その噂を流していたのは、

クラスでヤンチャなやつで、

僕のことをよくイジったりしていた、

"吉野くん" というやつだった。

 

 

吉野は僕と同じぐらい身長が低かったが、

クラスのリーダー的存在のひとりだった。

 

 

吉野はすでにその店に行っており、中1にして、

「自分用のエロ本」をゲットしていた。

 

 

 

 

僕は吉野に聞いた。

 

 

「その店はどこにあるの?」

 

 

吉野は、簡単には教えてくれなかった。

 

 

「いやー、俺も先輩に口止めされてるから、言えないんだよね」

 

 

教えてよ、教えてよ!

 

 

僕もエロ本がほしくてたまらず、

吉野にごねた。

 

 

そうすると吉野は、

 

「うーん、場所は教えられないけど...

エロ本、買ってきてやってもいいよ?

その代わり...」

 

 

吉野が出した条件は、

エロ本の値段「プラス300円」で買ってきてやる、という条件だった。

 

 

 

エロ本を買えるなら、プラス300円ぐらいどうってことない!!!!!

 

 安いもんだ!!!

もちろんいいよ!

 

 

 

じゃあ交渉成立...と思いきや、吉野は、

 

 

「ちょっと待って!そういえば、あの店、入場料500円かかるんだよね。だからプラス800円くれよ。」

 

 

 

まじか!

 

さすが中学生でもエロ本を買える店、

入場料がかかるのか。

 

 

中1の僕にとってプラス800円は辛かったが、

エロ本のためなら!

 

 

 

ほかに欲しいものを我慢してでも、エロ本が欲しい!

 

 

こうして、交渉成立。

エロ本の値段+800円で、吉野にエロ本を買ってきてもらうことになった。

 

 

「じゃあ、明日わたすね!」

 

 

その日、吉野と解散し、

いつものように学校から家に帰ると、

心がウキウキしていた。

 

 

ついに、エロ本を読める!!!!

 

明日が楽しみだなあ!!!

 

 

そんなことを考えていた、次の瞬間。

 

 

 

僕の自宅の、電話が鳴った。

 

 

「はい、もしもし?」

 

 

電話の相手は、吉野だった。

 

「もしもし?」

 

吉野は親の目を気にしているのか、小声で、こう言った。

 

「例のブツ、買ったから、明日持ってくね」

 

「おおおおー!!!!!!!!」

 

なぜ吉野がわざわざ電話をかけてきたのかはわからなかったが、

僕はテンションが上がって、叫んでしまった。

 

 

その電話を聞いていた僕の母親は、不審そうに

「誰?なに?どうした?」と僕に聞いた。

 

 

僕はそれを「あ、遊戯王カードの話!」とかテキトーなことを言って、ごまかした。

 

 

 

そして、いよいよ迎えた、次の日の朝。

 

 

 

吉野と僕は、教室の隅っこの、

誰にも見られないところで、秘密の取引をしていた。

 

 

吉野は僕に、紙袋に入ったエロ本を渡し、

僕は、吉野に、エロ本代500円+800円、

合計1300円を支払った。

 

 

 

その日は、ほんとうに授業に集中できなかった。

 

"放課後は、店員の目を気にせず、エロ本を読める!"

 

 

 

それを思うと、授業中も興奮がおさまらず、

ボッキが止まらなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやく授業が終わって、その日の放課後。

 

 

 

 

いつもより早い足取りで通学路を歩き、

駅のトイレの個室に直行した。

 

 

 

 

そして、紙袋から、エロ本を取り出した。

 

 

 

 

 

今でも忘れない。

 

 

 

 

初めて自分のエロ本が手に入った瞬間だった。

 

 

 

そのタイトルは、なんと!!!

 

 

 

 

『聖水クラブ』

 

 

 

おしっこ。

 

 

 

スカトロ系のエロ本だった。

 

 

 

スカトロ、なんて言葉も知らなかったけど

 

 

 

そのエロ本は、チン毛もうっすら生えたての中1の僕には最高に刺激的で、

 

 

 

その日はトイレにこもって、まじで血が出るまで、単独ライブを催した。

 

 

普段ならば、フライデーをトイレに捨てて帰ったが、

 

『聖水クラブ』はどうしても捨てたくなかったので、

 

読んでいた小説のカバーを、

聖水クラブの表紙に無理やり装着して、

中身が見えないようにして、家に持ち帰った。

 

 

 

 

その後も、家でこっそりと、何度、『聖水クラブ』にお世話になったか数えきれないほどだ。

 

 

 

 

 

中1で人生で初めてゲットした

エロ本が、おしっこもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから

20年。

 

 

 

 

 

 

僕の性癖は、今でも、あの日と変わらない。

______________________________________

 

 

追記:

余談になるが、その後、別の仲間から、

「中学生でもエロ本を買える店」の場所を教えてもらった。

ここに書くまでもなく、その後はその店に何度も足を運ぶことになったが、そこでわかったことがある。

吉野の話に反して、入場料なんてかからないし、エロ本が100〜300円ぐらいで買える、ということ。

吉野は、僕を騙して金儲けをしていたのだ。

 

嘘はよくないよ。(あ、今日はエイプリルフールだ!笑)

 

吉野のみならず、当時クラスには、同じようなことをして金儲けをしていた「エロ本ディーラー」がいた。

エロ本を売って喜ぶ奴と、エロ本を買って喜ぶ奴。

これがほんとうのスクールカーストかもしれない。

 

 

追記2:

この話は、今から約20年前、2001年の話である。

中学生でもエロ本を買えるあの店も、今ではきっと法律の取締りがきびしくなって、潰れてしまったと思う。

 

2020年、現在。

スマホ社会になり、なんでも簡単に見られる時代になってしまった。

「エロ本をゲットしたい」なんて思わなくても、スマホで検索すれば、簡単に高画質の映像が見れてしまう。

 

いい時代になったなぁ、と思いつつも...

エロ本1冊ゲットするのに苦労し、騒いだあの頃が、懐かしくて、あの頃の自分が、いじらしくて、 輝かしくて、たまらないのである。

 

 

 

 

 

 

おっぱい

MRJが中止になって思ったこと

すでに発表がありましたが、

 

3月29日(日)川崎のCLUB CITTA’で開催予定だった『MRJ ALLSTAR EPISODE-2-』が、

中止になりました。

 

ほんとに悔しい。

主催のMC派遣社員くんやMRJを楽しみにチケットを買ってた人たちはもっと悔しいよね...。

 

僕だけじゃなくてみんな悔しいのだから、

 

今は悔しさに耐えるしかないなと思い、

こみ上げてくる感情を、ふかーく深呼吸して、

なんとか、なんとか押さえ込んでいます。

 

 

でも僕が今回のMRJが中止になってしまったことを悔しいと思うのは、他にも特別な理由があります。

 

 

それは会場。

川崎の、CLUB CITTA’

 

 

川崎は、僕が育った地元。

RAPをはじめた2006年、高3の頃から、

川崎の大舞台、CLUB CITTA’

ずっと憧れをいだいてきました。

 

 

今でも忘れない。

CLUB CITTA’で開催されたUMB2006の決勝大会。

 

 

深夜イベントゆえ、ほんとは高校生は入場できなかったんだけど、どうしても行きたくてチケットを買ってしまった。

 

 

ほんとは入れないのだけど、

何とかねばったら、内緒で裏口から入れてくれた。

 

 

当時のバトルはイカツイ人たちが99%で、

真面目キャラの自分にはこわくてこわくて仕方がなかったけど

目を合わせたら殴られるかもしれないような緊張感、非日常感。

 

真面目で引っ込み思案の自分がそんな現場にいるということが、とても刺激的だった。

 

 

深夜の深い時間。

3時間押しで始まったバトル。

 

パンピーさんが決勝大会でまさかの

1回戦負けしてしまって泣きそうになったり

 

(余談になるが、僕がバトルに初めて出たのはUMB2006東京予選。そこで優勝したのがパンピーさんだった。だからパンピーさんを応援しにCLUB CITTA’に行ったといっても過言ではない。)

 

伝説の "HIDAさん 対 FORKさん" で最高に盛り上がったり、

 

 

決勝で、前回優勝者のカルデラビスタさんがFORKさんに負けた時には、またまた泣きそうになった。

 

 

その日、川崎CLUB CITTA’でのUMB2006を

一緒に観に行ったのが、僕の高校時代の親友の、

加藤くん。

 

彼とは2006年からほぼ毎年、年末にUMBの決勝大会を観に行ってた。

 

 

 

僕は当時、加藤くんにこう言った。

 

 

 

 

「俺もいつか、川崎CLUB CITTA’の大舞台に立つよ」

 

 

加藤くんは僕の言葉をあまり信じていなかったし、

僕も目も当てられないほどRAPが下手だったが、

 

ガラガラのクラブで僕がライブをやるたびに、

加藤くんはいつもいつも応援に駆けつけてくれていた。何年経っても、何年経っても、だ。

 

そのたびに僕は、加藤くんに、

「ありがとう、いつもごめんね」と謝ったが、

 

そのたびに彼は

「構わない、いつかあの大舞台に立つんだろ?」

といって、励ましてくれた。

 

 

 

あれから14年。今年、2020年3月29日。

川崎CLUB CITTA’でのMRJへの出演が決まった

とき、僕は真っ先に加藤くんに報告した。

 

 

「14年かかっちゃったけど、

こんど川崎CLUB CITTA’に立つよ!」

 

 

14年越しの約束。

加藤くんも喜んでくれて、楽しみにしてくれていた。

 

 

この日のMRJは、あの日の加藤くんとの約束を叶えられるはずの日だった。

 

 

14年も待たせた約束を、ようやく果たせる。

 

 

だが、コロナウイルスの影響による、MRJの中止の発表。

 

 

 

加藤くんとの約束を果たせる日は、またも先延ばしとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

悔しい。

 

 

 

 

 

でも、みんな、悔しい。

ブログに書いたらゆうまはみんなより悔しいようにみえるかもしれないが、そんなことはない。

 

 

 

みんなそれぞれ思いがあって、悔しいと思ってる。

 

 

 

 

でもね

 

 

悔しい時だからこそ、あえてこう言おう。

 

 

 

 

 

 

悔しい悔しいといってる暇があったら

 

リリックのひとつでも書いて、

 

RAPの練習でもして、

 

またチャンスをつかめるように頑張ればいいじゃないか。

 

 

 

 

 

 

 

僕は、一度チャンスを逃したぐらいで

成功を逃すようなペニスではないよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加藤くん。

あの日の約束は、必ず果たすよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おちんちん。