ゆうま「ペニ日記」

韻を踏むペニスによるLove & Penisと性教育。

これさえあれば何もいらない

 

 

 

コロナウイルス感染拡大への対策で
みんなが大騒ぎしているなか、

 

 

 

 

 


ほんとうに申し訳ないのだが、

 

 

 

 

 

 

 


今日は、

 

 

 

 

 

 

オナニーについてブログを書きたいと思う。

 

 

 

 


唐突に
オナニーについて語りたいと思ったわけではない。

 

 

 

 


誰かが流したデマのせいで

 

 

 

 


ティッシュペーパーやトイレットペーパーがあちこちで売り切れを起こしてしまい

 

 

 

 


ティッシュがないために現在オナ禁

 

 


すなわち
オナキン・スカイウォーカー状態なので

 


私の頭の中はいまのところ


ティッシュのことしか考えられないのである。

 

 


いまの私にとって必要なものは

 


ティッシュだけだ

 

 

 

 


それさえあればなにもいらない。

 


ティッシュがあれば

 


金も、地位も、名誉も


リスペクトも、プロップスも、


ブルーアイズもいらないのである。

 


だが、


現在はそんな状態であろうが、


ティッシュをGETして
オナ禁を解除し、性欲を満たした途端、

 

 


掌を返したかのように

 

 


「オナニーなんてくだらない、
それより新しいスニーカーがほしい」

 

 


とかわけわからんことを言い出すのだから

 

 

 


男というのは愚かな生き物である。

 

 

 

 

 

 

 

さて、

 

 

 


オナニーとティッシュといえば、私の高校生時代を思い出す。 

 


当時、実家で、自分の部屋があり

 

 

 

 
学校と部活が終わって家に帰り
シャワーをあびてメシを食い

右手に鉛筆を握っては、ノートに向かい、
シャカシャカとベンキョウを始める。

 

 

 

 

 

 

 
だが集中力はそれほど持たず

 

 

 

 

 
さあ今こそ始めるときだといい、
右手に握っていた鉛筆を放り投げ、

 

 

 


左手にマイ鉛筆を握ってはシャカシャカと
ベーションを始める。

 

 

 

 

 


性欲を処理したあと毎度後悔する。

 

 


ティッシュが机の上にはなく

 


ベッドの方にあるため

 


出したわが子たちが床にこぼれないように
変な体制でティッシュに手を伸ばすのである。

 


この瞬間こそまさに


ティッシュさえあれば何もいらない

 


ティッシュさえあれば

 


金も、地位も、名誉も、
成績も、大学への進学の権利も、
ブラックマジシャンもいらないのである。

 

 

 


だが、ティッシュをGETし拭き取った瞬間

 

 

 


絶望感が自分をおそう

 


もうすぐ期末試験だ

 


勉強しなきゃ

 


期末試験をひかえた貴重な時間に

 


僕はなんてくだらないことをしているのだろ

 

 


勉強しなきゃ大学に行けない

 


大学に行けなかったらどうしよう

 

 

 

 


死ぬまで実家の部屋でオナニーをして過ごすのだろうか

 

 

 


ううう

 

 

 


勉強しなきゃ


勉強しなきゃ

 

 


机に向かって鉛筆を握ろうとした瞬間

 

 


右手にティッシュ


右手に、数億のオタマジャクシを拭き取ったティッシュがあることに気づく。

 


このティッシュをどうしようか。

 


自分の部屋のゴミ箱に捨てるわけにはいかない

 


欲望を処理した後のティッシュ
誰がどう見ても一目瞭然だ

 

 


親に見られるわけにはいかない

 

 

 

 


鼻をかんだ後のティッシュ
口を拭いた後のティッシュ
精液を拭いた後のティッシュを並べたとき

 

 

 

 


マンジョウ一致で、どれが精液を拭いた後のティッシュかがわかる

 

 

 

 


しかもニオイがただようし

 

 


親が部屋に入ってきたら

 

 

 


「あっ息子はセンズリこいたな」と一瞬でバレてしまうのだ。

 


それでは、このティッシュをどうしようか?

 


「トイレに流す」は一つの正解であろうが

 


期末試験が近い。

トイレに行く時間などあるだろうか?

 


いや、時間が問題ではない


トイレに行った瞬間

このティッシュと一緒に
やる気まで流れていってしまったら困る...

 


というか単にトイレまで行くのがめんどくさい

 

 


こうして私は、ことを済ませたあとのティッシュ
机の引き出しに隠すのである。

 

 

 


それから2週間

 

 


そんなことが何回も続いた

 

 

 

 

 

 

 


机の引き出しのなかのティッシュは日に日に増えていった

 

 


勉強の合間にシコった後のティッシュのみならず

 


寝る前にシコった後のティッシュ

机の引き出しに溜め続けた

(シコった後にはトイレにティッシュを捨てに行くのが面倒だし、

そのまま寝てしまうのが一番気持ちいいからだ)

 

 


引き出しにたまった数々のティッシュ

 


ティッシュがたまったら数日に一度トイレにまとめて流せばいいと思うだろう?

 


たしかにその通りだ


だが


一度たまったティッシュをまとめてトイレに流そうとしたとき、

 

 


なんと、トイレがつまってしまったのだ

 


無理もない

 


トイレットペーパーならまだしも
ティッシュペーパー


しかも実家のティッシュペーパーは
なかなか良質な分厚いやつで

 


オナニーをするたびにそれを何枚も何枚も消費するのだ

 


贅沢なオナニーだと言わざるを得ない

 


そんなものをまとめてトイレに流したら
トイレが詰まるに決まってる

 


トイレが詰まってしまって以来

 


机にたまったティッシュを捨てるのもまた、
面倒になっていった

 


机にはどんどんティッシュがたまっていく
そんなことももはや日常になっていった高校時代

 

 

 

 


ある日のこと。

 

 


いつも通り、

 


学校と部活が終わって家に帰り
シャワーをあびてメシを食い
右手に鉛筆を握っては、ノートに向かい、
シャカシャカとベンキョウを始める。

 


だが集中力はそれほど持たず

 


さあ今こそ始めるときだといい、
右手に握っていた鉛筆を放り投げ、

 


左手にマイ鉛筆を握ってはシャカシャカと
ベーションを始める。

 

 


ことを済ませた後、
そのティッシュをいつも通り、

 

 

 


机の引き出しに入れようとする

 

 

 


その日、机の引き出しを開いた瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 


無数のオナティッシュたちが消えてなくなっていた

 

 

 

 


嗚呼

 

 

 


無数のオナティッシュたちよ

 

 

 


戻ってきておくれ

 

 

 

 


あの無数のオナティッシュさえ戻ってきてくれさえ
すれば、

 


地位も名誉も、大学進学の権利も

 

 

 

 

 


何もいらない