ゆうま「ペニ日記」

韻を踏むペニスによるLove & Penisと性教育。

"ペニグッズ" にかける思い

 

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「一体こんなの誰が買うんだよ?」

 

1年半前。
マンを辞してペニグッズ(写真)が完成し、
とうとう発売日を迎えたあの日。

大好きな先輩にそう言われ、傷ついた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そもそもペニグッズを作ったのには、理由がある。

 

僕の地元、川崎には金山神社という
性の神様を祀る神社がある。

 

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今から2年前のこと。2018年4月。


年に一度の金山神社のお祭り

通称「かなまら祭り」でゲットしたのが
こちらのPENIS Tシャツだ。


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当時、下ネタRAPをしていた僕には、
アンチやヘイターがめっちゃいて、
現場でもネットでも沢山批判されていた。

 

 

 

批判を気にしないフリをしていたが、

内心では悔しい気持ちでいっぱいだった。

 

アンチのお前らもオナニーするくせに、

何真面目ぶってんだよ、下ネタは正義だ、と。

 


一方、地元の金山神社のお祭りに行ったとき、

 


来場者のみんなが性をオープンに楽しんでいて
下ネタRAPの僕にも、沢山の味方がいるような気がした。

 

 


PENIS Tシャツを作った業者さんや、
それを買う沢山の人たちは

会ったことも話したこともなくても、

PENISが好きな仲間であり、同士だ。

 


そんな気持ちを背負うように、僕は、
このTシャツを衣装にし、ライブやバトルに出た。

 

 

そうすると、

ライブやバトルの会場でいろんな方々から、

 

「そのTシャツ、ゆうまくんのグッズですか?

欲しいです!どうしたら買えますか?」


と何度も聞かれた。

 

 

そのたびに僕は、

 

「ごめんなさい、これは僕のグッズではなくて...
しかも年に一度のお祭りでしか買えなくて...」

 

と答えた。

 

"PENIS Tシャツが欲しい"

そう言ってくれる人たちは僕の同士だ。

そう思うと嬉しくなった。

 

 

そんな彼らの気持ちに応えたかったので、 


僕は、PENIS Tシャツの業者さんに、

直接問い合わせてみることにした。

 

 

 

自分が下ネタRAPをしていること
PENIS Tシャツを衣装にしていること
そのTシャツを欲しいというひとが沢山いることを

説明し...

 

 

 

そして、

 

 

もしよろしければ、


"PENIS Tシャツをゆうまのグッズとしてコラボしてくれませんか?"

 

 

 


ドキドキしながらそんなメールを書いて、

返事が来るのを楽しみに待っていた。

 

 

 

 

 

 


だが

 

 

 

 

 

残念ながら、

 

 

 

 

業者からの返事はなかった。

 

 

 

それはそうだ。

 

 

 

金山神社の一年に一度の盛大なお祭りに、
何年も何年も出店してきた業者さんだ。

 

 

 


僕のような

いきなりメールで問い合わせてくるような

わけわからんやつに、


そんなに簡単に返事をするはずはないし、
誇り高きPENISブランドを安売りするはずはない。

 


悔しいなぁ、残念だなぁ、僕はPENISとしては

まだまだなんだなぁ、と嘆きつつも...

 

 

 

 

 

 


思いついた!

 

 

 

 

 

 

 


それなら、自分で作っちゃえばいいんだ。

 

 

 


仲間たちに話すと、彼らは考えに共感してくれて、
早速ペニグッズをデザインしてくれた。

 

 

 

 


そして、2018年9月。

 

 

 


ついにペニグッズが完成した。

 

 

 

Tシャツだけでなく、
キャップにもペニをつけたかったので、缶バッジも作った。
それから、調子に乗ってタオルも作った。

 

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こうして、2018年9月。

 


UPJというイベントでの上野公園での野外ライブ。
その日を、ペニグッズの発売日にした。

いよいよ発売だ!!!

 

 

 

その日の朝。出番前。


わくわくしながら、
物販コーナーに、ペニグッズを並べていると、

 


先輩が僕の顔を
のぞき込んできて、不審そうにこう言った。

 

 

 

 


「ゆうま...。いったいこんなの、誰が買うんだよ?」

 

 

 

 


その一言には傷ついた。

 

 


地元の金山神社のお祭りでの感動からはじまり、
憧れたオリジナルのペニT。

 

 

 

仲間たちに協力してもらい、ついに完成したのに、
最初のひとからの反応。

しかも、大好きな先輩の反応がこれだったからだ。

 

 


だが、自分に言い聞かせた。


別に売れなくたって構わない。


余ったら、衣装にすればいいさ。

 

 

 

 

その日のライブ後のこと。

 

 

 

 


驚くことに、
ペニグッズが完売した。

 

 

 

 

それどころか、タオルに関しては数が足りない状態。

 

 

 

"欲しかったのに"...という方々には

「売り切れになってごめんなさい」

と謝る状況だった。

 

 

 

 

 

でも、

 

嬉しかった。

 

 

PENISに共感してくれる人たちは、

ペニフレたちは、

こんなに沢山いるんだ。

 

 

 


あれからもうすぐ1年半。

 

 

 

 

今では、数えきれないほど沢山のペニフレたちが
ペニグッズを買ってくれている。

 

 

 

日本全国に、ペニTを着てくれているペニフレたちが少なくとも200人いる(おかげさまで、ペニTは累計200枚以上の売れ行きだ)

 

 

北海道から沖縄まで、

さらには外国の方からも問い合わせがあり、

 

ライブ会場で買ってくれた中高生にはじまり、

 

彼氏&彼女でペアルックで着てくれているカップル、

 

友達の誕生日プレゼントにしてくれたひと、

 

さらには、

 

お母さんと娘さんでペアルックで着てくれているひとまでいる。

 

 


ペニグッズでいただいた売り上げは全て
レコーディング、MV撮影などの制作費や、
新たなペニグッズの開発に使わせてもらっている。

 

 

 

おかげさまで、ペニグッズにも沢山のバリエーションを増やすことができた。

 

 


もちろん、
今でも厳しい意見はたくさんもらう。

 

 

「こんなTシャツ着て街を歩けない」

 

「よくこれ着てて恥ずかしくないですね」

 

「ペニグッズ買おうとしたら親に怒られました」

 

「一緒に写真撮ってください!グッズは買いませんけど!笑」

 

 

口に出してわざわざそんなことを僕に言ってきたり、わざわざDMで報告してくる人たちがいる。

 

 

黙ってりゃぁいいのにね!笑

 

 

しかも、彼らはアンチではなくて、

ほぼ全員、僕のことを多少なりとも好きでいてくれる人たちなのだ。

 

 

僕はその言葉の一つひとつに傷つきながらも、

それなら彼らが普段着られるようなものを作ろうかと思い、
こんなデザインを作ったりもした。

 

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気持ちはわかる。


下ネタに対する規制や、コンプラが厳しい社会だ、
そんな時代だ。


それは、下ネタRAPを続けていて、

常に感じていたことだ。

 


僕の実力もあるだろうが、
いまだにフリースタイルダンジョンに出られない理由のひとつは、僕がメディアにあまり出られない理由は、僕が下ネタラッパーだからだと思う。

 

 


でも、
だからといって、ブレる必要はない。

 

 


これが、僕の表現...
いや、応援してくれるペニフレたちも含めた、

僕たちの表現だ。

 

お金が全てではないし、

ペニグッズが全てではないが、

 

お金を出してペニグッズを買って応援してくれる人たちには、ほんとうにありがとうと思っている。


この場を借りて心から顔射したい。

 

 

そして、

ペニグッズを買うかどうか迷っている人たちや

 

ほんとは下ネタが好きだけど、

それをみんなに言えないような状況にある人たちが

 


好きなものを好きと自慢できるような世界に一歩でも近づけるよう

 

 

今日も僕は下ネタで韻を踏むのである。

 

 

 

P.S.

グッズなんか売ってないでCD売れよ、という人たちもいるかもしれない。

そうだな、僕もCD買ってくれよ、と言いたいところだ。 

 

だが、時代は2020年。

時代は変化し続けている。

 

CDを買う習慣がない人や、そもそもCDプレーヤーを

持っていない人たちも沢山いる。

 

わざわざお金を払わなくてもYouTubeなどで音楽が聞けるような時代だ。

 

だからこそ、CD買えよ、アーティストを応援しろよ!と言いたくなる気持ちもわかるし、否定はしない。

 

僕もCDを買って欲しい!!!!!まじで!!!

 

だが、僕はもう少しペニフレたちに寄り添いたい。

無理してCDを買ってもらうことや

せっかくCDを買ってもらっても「未開封のまま」

部屋の片隅でホコリかぶっていくのは不本意だ。

 

ペニステッカー(300円)の1枚でも買って、スマホの裏側にでも貼ってくれたら十分幸せだし、

いただいたお金で良い作品を作ろうと思えるのである。

 

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